グッドフェローズのレビュー・感想・評価
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観やすいけれど、油断は禁物
深夜にテレビでたまたまやっているのを途中から観て、そのポップさに最初はマフィア映画だと気付かなかった。
しかし…
愛嬌のある愉快なおじさんたちどころか、バリバリのマフィア!
楽しくて音楽も良くてファッションもオシャレで、とても観やすいマフィア映画だが、ちゃんと恐ろしい部分も容赦なく描かれている。
最初からちゃんと観たくなり、すぐにDVDを購入したが、本当に買って良かった。
手元に置いて何度でも観たい映画だ。
マフィアはやっぱこえ〜
ゴッドファーザーの次にマフィアもので良いと聞き鑑賞。
いやーギャングは恐ろしい笑
真面目な考えをもっていたらこの世界ではやっていけないなと感じた
最初、幸せそうな奥さんもギャングの世界に入るにつれ、いつも泣く運命になるのが見ていてかわいそうと思った。
確かに長蛇の列を並ばず特等席でショーを見れたり、お金をたくさんつかって洋服やら家やら買ったり、普通と違った生活は刺激的でいいけど、そこには安心できる幸せはないんだなと改めて感じました。
たのしいマフィア映画
空気感が、他のマフィア映画とは違います。
殴られたり殺されたり、穏やかでないのは変わりないけど、
妙に悲劇的、暴力的になりすぎないのは、実話ベースの
リアリティなのでしょうか。
「マフィアもの」も、「人間ドラマ」なんだなと、初めて気付きました。
実録モノだったんですね
1955年から
1970年ニューヨーク:怒りに任せてバッツ殺害
走るオープニングクレジット
金曜は愛人、土曜は嫁
1980年にはコカインでボロボロ
グッドでも wise でもない
パンクアレンジのマイウェイ
完璧な疾走感
ギャング映画の金字塔。
一人のギャングが成り上がって、最後に没落していくまでを描いた作品。
本来ならこういう作品は重々しかったり、ギャング映画特有の長ったらしさがあるものだが、この映画ほど悲惨な状況をコミカルに、軽快に表現できるような作品はなかなか無いのではないかと考える。
主人公が没落し始め、窮地に追い込まれれば追い込まれるほどに、物語のスピード感が増していき、ラストに結びついていく。
ラストシーンでフェードアウトしながら流れてくるシドヴィシャスのMy Wayで飾るラストはこれまで見てきた中で最もクールなラストとして心に残っています。
軽快とおもいきや、重い
普通の家庭に生まれ、ただ金と地位が欲しくてマフィアに憧れたけれど
「イタリア系ではないからファミリーにはなれない」主人公をリアルに描いた映画。
ユーモアがあり軽快な演出が多いものの、
登場人物の状況は切羽詰っているため、感情移入すると八方ふさがりで重い。
現代的でドライなマフィアを描いた映画。
怖すぎる
裏の世界に一度でも入り込んだら二度と抜け出せない。そんなことを教えられました。
題名であるグットフェローズ、、仲間っていうのはこういうものなのか、、
気に入らないことがあれば、自分たちを裏切れば、容赦無く殺す。そんな映画が99%実話なんだから怖すぎです。
香り・・・立たない?
うむ、これは何か言うことが難しく感じますね。
なんていいますか、微妙なことではあるのですが、私にはこの作品、どうも香り立ってこないと言いますか、そんな気がしてしまうんです。期待値が高かったためか、余計にその感覚が際立ってしまいましたね。
ギャング映画はとても好きで、スコセッシ世代の作品で言えば、やっぱりコッポラの『ゴッドファーザー』とか、セルジオ・レオーネの『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』なんかに惚れているわけですが、それらに感じられたある種の香りというものが、この作品ではちょっと薄かったかなという気がしてしまいました。
もちろん、デ・ニーロの演技なんかは相変わらず素晴らしいと思うのですが、とりあえず彼らギャングの存在自体が放つ妖しい香りが感じられなかったのが、少し寂しかったですかね。
これは時代設定の問題なのかな? それとも露骨に実話に忠実であったがゆえなのかな? 背景情報をあまり知らないので何とも言えないですが、これは私には、映画の魅力って何だろうと改めて考えさせられるような悩ましい映画でしたね。
なかなか良かった
マフィアの話。最後のジミーやポーリー達が捕まった時、裁判でヘンリーは情報をCIAに言って裏切ってしまった。そこはたとえマフィアでも仲間なんだから裏切らないでほしかった。
シドのMy Wayが本当に似合う
ウルフオブォールストリートを観て、観たくなった本作。
ウルフと同じく
「地下鉄に揺られてまじめに働くなんてクソだ!」って言う台詞にスコセッシイズムを感じた。
ストリート感と暴力の連鎖の嫌だ味のあるマフィアの日々を切れ味よく魅せる名作!
おもしろい!
ツタヤでレンタルして観たんだけど両面ディスクでだいぶ戸惑った笑
めちゃくちゃ面白くてあっという間に二時間半たってしまった
ゴッドファーザーが古典的な名作ならこちらは近代的でリアルな感じのマフィアもの
デニーロもジョーぺシも存在感抜群の演技をみせてくれる
輝き、散ってゆく、ギャングの一瞬
マーチン・スコセッシ監督の傑作。
犯罪ありきの環境で育ち、当たり前のように、ギャングが天職。そんな短く、強烈な時をおくるヘンリー。レイ・リオッタはジョニー・デップによくにてます。若かりし、ロバート・デ・ニーロ、ショーン・ペシの暴力描写も情け容赦ない。しかし、その凄絶な迫力がキャストの人物的魅了を際立たせる。実話故の物語の面白さ、流石、スコセッシ監督。こういう作品もありですね。ギャング映画の傑作です。
地上波では無理な、実話を基にした名作
リアルです。
登場人物の心理的な動き、交わす言葉、徹底的にリアリティを追求するスコセッシ監督のこだわりが素晴らしい。
メイキングを見ればわかりますが、俳優は演技しているのではなく、その人に成りきっているのがわかります。
序盤のジョー・ペシが主人公をからかう場面、一気に映画に引き込まれます。
一人の人間のマフィア人生を二時間ちょいにまとめて、重要な場面をピックアップして、映画にしているので、
徹底的にリアリティを追求しても暇になることは少なく、映画としても楽しめます。
でも、男が一人で観る映画なことは間違いないです(笑)
天職マフィア、一人間の人生
マフィアが主人公の犯罪映画。
だが、その映像のタッチは驚くほど軽い。
マフィアの日常を特異なものと捉えることなく、あくまでマフィアとして生きる人々の"日常"として描く。
そして、マフィアを天職として生きたヘンリーの人生を一人間の人生として描く。
その描写はリアルそのもので華やかな部分も汚れた部分も淡々と映し出す。
スコセッシの作品群の中では圧倒的に明るく、軽いタッチで描かれるが、やはりその端々には彼の非凡な映像センスが垣間見れる。
90年代のスコセッシは奇跡的な作品を連発していた
1990年アメリカ映画。145分。マフィア映画としては「ゴッドファーザー」を凌ぐ傑作と名高い、実話をベースにしたマーティン・スコセッシ監督の作品でございます。
内容は、子供のころからギャングスターになることを夢見てきた主人公が、その道をひたすら突き進み、そして結局ギャングスターになれないという30年間の話。
この物語の隠し味の一つは、60、70、80年代という三つの時代の変遷をマフィアの世界を通して描いていること。特に主人公が大人になる70年代と80年代の描き方が秀逸。70年代は現金輸送車の強奪が当時のマフィアのトレンドだったが、80年代になると情報技術の進歩で一変。貨幣は現物で運送されなくなり、マフィアはかわりに麻薬ビジネスに手を染めていくようになる。
60年代、70年代のマフィアの世界で重宝されていた義理と人情といったマフィアの精神性は、そのようにして麻薬に侵されていき、人間性は希薄になり、80年代には仲間をいとも簡単に裏切っていくようになる。
ジョー・ペシ演じるヤクザはその象徴中の象徴。この登場人物は、明快な理由もなくただ気に入らないという理由だけで、かたっぱしから人を殺していく。彼には義理も人情もあったものじゃないのだ。
「むかしのヤクザは人情あつかった」とわたくしの親父がいってたのを思い出しました。これはきっとアメリカだけの話ではなく、世界中で起きていた現象だったのでしょう。
ギャングスターを憧れた主人公(レイ・リオッタ)が結局ギャングスターになれなかったのは、彼に哲学がなかったのが一番の原因だが、ひょっとしたらそれ以上に真の輝きをもった人間が創られにくい時代に偶然生きてしまったという不運が大きいかもしれない。
これはどの世界でも同様だと思う。日本でもおやじ世代のほうが、いまのわたしたちの世代の人間よりも強烈な個性と凄みのある人が多い。この作品は、マフィアという世界を通して、誰の人生にもきっと結びつくであろう普遍的なもの描いた作品です。
そして、劇中の背筋がぞっとするような希薄な人間たちを見ていると、これは現代を予見した作品であったかもしれない、なんてことも思ってしまいます。スコセッシ監督はあのデ・ニーロでさえも、人間性のかけらもなくあっさり描くのだからすごい集中力です。
100年後の世界では、きっとスピルバーグよりもスコセッシが世紀の巨匠として映画の歴史に刻まれているでしょう。
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