劇場公開日 1985年8月31日

キリング・フィールドのレビュー・感想・評価

全22件中、1~20件目を表示

5.0フィラデルフィアのゾンビ街

2023年12月4日
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をYouTubeで見た。つまり、私がいまこういう生活を送っているのは、
たまたまであり偶然である。
という事が分かった。私が生まれたのは望まずとも弱肉強食の世界に生まれてしまい。運がいいだけなのである。そしてこの1秒後にも運によって決まりそのまた1秒後にも運によるジャッジが行われる。この事実は非常に恐ろしい事であるが、どうしようもない。どうしようもない。1秒ごとに偶然が繰り返される。この後、自然に目覚めるまで自然で就寝できる事を期待するしかないが、明日仕事が予定されている事を悲しく喜んで、眠るとしよう。風邪もひいてる事だし。流石にもう遅いな。

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ミスター

5.0これは過去の話ではない

2023年10月25日
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泣ける

知的

舞台は70年代のポル・ポト政権下にあるカンボジアだが、まさにいま、ウクライナやガザで同じことが起きている。
ちょうどプノンペンのキリングフィールドとS21を見学した直後にこの映画を観たので、あの犠牲者たちの骸や写真の中にプランがいるのではないか、という気持ちになった。虐殺された数百万人の犠牲者たちは、みんな誰しもがプランのように普通の暮らしをしていた人だった。

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ぽちゃ子

4.5言葉がない‼️

2021年8月27日
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鑑賞方法:DVD/BD

もっと多くの方に見て貰いたい映画。ジョンレノンが染みる。今のアフガンとソックリ。少年を殺人マシーンに育て上げるシステムがタリバンもクレームルージュも同じとは・・・言葉がない。リマスターせずにこのままの画質でNHK辺りが流しても良いくらいだ・・・

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mark108hello

4.0初めて観た本当の戦争映画

2021年8月16日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館

泣ける

悲しい

怖い

友達に誘われて一緒に観に行きました。ショッキングでした。
戦争映画と言えば、ランボーやフルメタルジャケット・地獄の黙示録等、兵士目線での映画しか観た事無かったのですが、市民目線でここまで恐ろしい戦争の実態を見せつけられたのは初めてでした。
恥ずかしながら「カンボジア難民」という言葉は当時でも何度も耳にした言葉でしたが、この映画で列をなして逃げ出してる大量の市民の映像を観た時に初めて「あ、これがカンボジア難民か・・・」と実感しました。
ポル・ポト率いるクメール・ルージュ、原始共産制の狂気を見事に描いた作品だと思います。
それ以降「共産主義」に対する嫌悪感はこの映画で固定された気がします。
しかし、共産主義だけでは無く、戦争にはいつもこの様な悲劇が付いてくるという事も頭に残りました。
軽々しく「中国と戦争したら」などと言葉に出して言う人も少し考えてから発言した方がいいと思います。一般市民が戦争に巻き込まれる恐ろしさをこの映画で知っておいて欲しいです。

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CWOrange

4.0今も世界中で繰り広げられている戦争の悲惨さを実感させてくれる感動の実話!!

2021年5月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

怖い

キリング・フィールド=”殺戮の野”の名の通り、戦争がもたらす悲惨さをこれでもかという形で見せつけてくれる実話に基づく作品!!
特にディス・プランがカンボジアに残されてからの後半は難民の過酷な状況を痛烈に描ききっている。
実話だからこそのラストの瞬間まで、全く澱みのない形で進むストーリーにはただただ脱帽!!
未だ続くミャンマーやシリア・ガサ地区の騒乱を通じ、人間のエゴと愚かさというものは、絶対に無くならない物である事を証明してくれる感動の実話!!

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ナオック

4.0カンボジアの悲劇

2021年4月11日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

1973年のカンボジア。サムウォーターストン扮するアメリカ人記者シドニーシャンバーグは、カンボジアに着くやいなやカフェで米軍の誤爆攻撃を受けた。ハインSニョール扮するカンボジア人助手ディスプランとともにクメールルージュが支配した取材していた。外出禁止令、送信機破壊などの中で、プノンペンが陥落すると大虐殺が起こる可能性もあった。記者でもあるプランも決断が迫られた。

2019年にカンボジアを訪れたが、アンコールワットでも戦火の跡が見られた。今では日本語学校で日本語を覚えて日本へも研修生を送れるくらい平和になったのだが、ポルポト時代の悲劇はカンボジアにとって大きな痛手となったであろう。この映画は、カンボジアの悲劇を良く伝える貴重な物だと思う。また、決死の覚悟で取材した記者の勇気を讃えたいものだ。

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重

5.0カンボジアの悲劇を忘れるな

2021年1月17日
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80年代前半の制作された映画だが
古き良き東南アジアの風景が見れて
それだけでもいい映画だなと感じさせてくれた。

70年代前半に起こった
カンボジアのクーデターと
その後に起きた
クーデター指導者の暗愚的政策は
国そのものを滅亡させるほどの蛮行であったことが
後年明るみになり
ヒトラーが行ったユダヤ人虐殺と双璧をなす
人類史上でも類をみない
残虐行為だった

この事実を、多額の予算をかけ出来るだけリアリティを持って映像化できた今作です

カンボジアという国が
クメールルージュを追放して40年経っても
浮き上がれていないほど
ズタズタに解体されてしまったツケが
今になっても、これ以上に評価されていないこととリンクしています

評価される人によっては
カンボジア語を字幕化していないことで
不要にカンボジアの旧体制を悪と見なし
偏りがあるというと言われていますが
内容の掘り下げよりも
客観的風景の羅列で十分であり
ココの掘り下げを、やり過ぎると
情報過多になり
カンボジア革命のドキュメンタリー風フィクションに変化してしまうので
この程度の触れ方で、とても良いと思います。

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おっちょ

4.0すごかった

2020年6月6日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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吉泉知彦

4.0育ち方

2020年5月26日
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鑑賞方法:TV地上波

悲しい

怖い

知的

子供達を洗脳するのは容易いのか
家族から引き離し「愛情」というものを一切排除したならば笑顔とは縁のない非常な人間が出来上がるのだろうか
人は周りの影響がないとどんな人間になるのだろう
感情はあるのだろうか
自分で思考することはできるのだろうか
やはりなんらかの経験が人格を作っていくのだろうな
愛のある家庭には愛のある子が育つだろうしその逆もあるのでしょう
その子達が大人になった世界なんで想像すらしたくない
まだ、この地球上にそんな現実があるのだろうか
愛する人を抱きしめる手と銃で頭を撃ち抜く手とどれほどの違いがあるのか

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カルヴェロ

3.0革命思想の成れの果て。学校での洗脳教育や子供による処刑の様子など左...

2020年5月24日
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革命思想の成れの果て。学校での洗脳教育や子供による処刑の様子など左翼が行き着いた破綻を描きだす。映画の役割として重要。

80年代映画はどうも音楽が気になるのだが、今回のマイクオールドフィールドは耳障り。

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Kj

4.5目をそらしてはならない

2020年5月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

とてもいい映画でした。
カンボジアの内戦の悲劇と混乱を、命をかけて伝えようとした戦場ジャーナリストたちの物語。
目をそらしたくなるような残酷なシーンがたくさんありました。しかしたとえ映像からは目をそらしても彼ら戦場ジャーナリストのように悲劇からはけして目を反らしてはならないと思いました。

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光陽

4.5軍事大国に踊らされた悲惨な現状を発信する為、活動を続けた米ジャーナリストとカンボジア人通訳の実話に基づいた作品。

2020年5月22日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

知的

カンボジアの人々の語る言葉(クメール語)の訳が
表記されていない事で、米ジャーナリスト達の
不安感や緊迫感を、よりリアルに感じた。

この作品の映画化に尽力された皆さん、
自らが4年間強制労働や拷問を体験し、
通訳のプランを演じたカンボジア人医師
ニョールさん、米ジャーナリストを演じた
サム・ウォーターストンさん、出演された
カンボジアの人々を演じた皆さん等、多くの
人々の強い思いに満ちた作品。

国と国との関係がギクシャクしている今こそ
多くの人に観て頂き、彼らの思いを感じ取って
欲しい秀作。

NHKBSを録画にて鑑賞

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こころ

1.0これって美しい戦場の友情映画ですか?

2020年5月17日
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鑑賞方法:映画館

公開当時、映画館で鑑賞したが、虫酸が走って怒りが収まらなかった。

“敵”=クメール・ルージュのセリフに字幕が付かないのは何故なのだ?

“征伐されるべき”共産国の兵士には字幕を与えず、訳のわからない言語を喋る蛮族として観客の敵意を煽る、恐ろしい扇動映画だと思った。

相手を意思の疎通の出来ない存在=非人間だと思っていれば、命を奪っても平気だよね。
「丸太」、「鬼畜」、と思わせて彼らの話す言葉を「敵性語」とレッテルすれば呵責なく銃剣を突けるわけだもの。

“カンボジア人でありながら白人記者と仲良くなったまことに感心な現地人の物語”、ってことですね?

映画館の出口では、観客たちが我先にと感動を模造紙に書き綴っていた。

僕は
「なぜカンボジア人のセリフには字幕が付かないのですか?彼らも人間ではないのですか?非道い映画だ」と書いてその場を出た。

===========

沖縄の県立平和記念資料館に行ったとき、沖縄戦の最中に日本軍が出した通達文が展示されていた。命令書だ。正確な記憶ではないがほんの数行の文言
「而今より琉球語を用う者は間諜として処断す」
と書いてあった。

何を喋っているのかわからない相手を、軍隊は非常に恐れて嫌うという実例だ。
まさにキリング・フィールドだ。

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きりん

5.0他人面している日本人

2020年5月2日
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鑑賞方法:DVD/BD

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悲しい

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bloodtrail

3.5BS12字幕版鑑賞。 カンボジアって昔はどえらいことになってたんで...

2020年2月29日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

BS12字幕版鑑賞。
カンボジアって昔はどえらいことになってたんですね。いつもながら映画は勉強にもなります。
そんなカンボジアでの内戦を取材する記者のお話。前半はよくある戦争ものって感じだった。ちょっと長く感じた。後半、カンボジア記者がいかに生き抜いたかが良かった。過酷な状況、とりわけ狂った子どもたちが強烈に怖かった。
平和って本当にありがたい。コロナで騒いでいる今が何だか可愛くすら思えてきた。不謹慎ですみません。BGMがところどころ合ってない気がした。

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はむひろみ

4.0カンボジア内戦の実話

2020年2月24日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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odeonza

4.5カンボジアとは・・・ジャーナリストとは・・・

2020年2月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

かつてのカンボジアとはこのようなところであったのかと・・・
ジャーナリストとは、国を越えて共通の徹底マインドがあるものだと・・・
そして、いかなるギリギリの環境下でも精いっぱいの不屈の生き抜く力を発する人・・・
現実、真実、非情、友情、愛、恩・・・と、身が引き締まるものでした。

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赤羽のプリンスおやじ(1960年生まれ)

5.0永久保存版🙆‍♂️

2019年3月22日
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先に希望を見出せない、絶望しか無い状況の中で、生きる目的とは何か?生きたいと思い続けさせる物は何か?こんな事を考えさせられる映画だった。

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@Jankichi@

5.0これこそ本当の、真の意味での反戦映画だ

2018年10月9日
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前半はカンボジアに取材に来た米国人記者を主人公に、後半は彼の助手を務める現地人記者を主人公に物語が進行する

米国人記者は、米国の横暴、米軍が現地にもたらしている悲惨な状況を正義感を持って報ずるのだ
だがそんなものは偽善だ
手柄が欲しいだけだ、念願通り賞を受けた時に仲間からそれを指摘されるのだ
家でへこんで見るビデオのニュースでニクソン大統領がカンボジアへ関与しない政策つまり最後まで責任を持たないことを誇らしげに説明するのを見て、初めて自分も同じだと気がつくのだ
彼は米国のパスポートの威力でブノンペン最後の日に脱出したのだ、現地人の記者が逃げ遅れる危険を犯かさせてまで
つまり現地人記者の生命を手柄の踏み台にしたのだ、彼は結局のところ現地人だと突き放していたのだ

そして見捨てられた現地人記者が見ることになるのが、題名のキリングフィールドだ
後半は毛沢東主義者すなわち中国共産党の手先が彼の祖国を中国の文化大革命のやり方で地獄に変えたその有り様を映像で存分に見せる
まさにカンボジア全国土がアウシュビッツにも匹敵する地獄になる、有名な人骨が見渡す限り広がる湿地帯、子供を両親から引き剥がし、共産党が子供を育て洗脳した結果、子供が大人を殺す社会、教師、医師、外国語を話せる知識人を殺戮する事が正しいとされる社会
その有り様を活写する

つまり中国で行われた文化大革命を徹底した社会がどういうものかを我々に見せつけるのだ

前半と後半の対比により米国も中国もベトナムも等しく帝国主義的である現実を正しく偏向のない視線で捉える
資本主義国も共産主義国も変わりはない
自国の都合で動くのだ
他国の干渉を実力で排除できないカンボジアの無力さ憐れさ、惨めさをえぐり出しているのだ

ラストシーンでジョン・レノンのイマジンが流れる
これは戦争のない社会を作ろうという歌だ
しかし本作を見終わった我々にはむしろ痛烈な皮肉に聴こえるのだ
なんたる夢想だ
ジョン・レノンはニューヨークのコンドミニアムに住んでお気楽に歌っているだけだ、米国人記者と同じだ
銃口の前の暴力に単なる夢想は全くの無力であり、むしろ害毒でしかない
暴力に屈服されるしかないのだ
その結末はキリングフィールドだ

本当の反戦とは、理不尽な暴力を実力で抑止し阻止できる力があることだ
それが無ければ平和なぞ夢想に過ぎないと圧倒的な映像の力で本作を観るものに教えてくれる

「ジョニーは戦場に行った」のような身体的恐怖を煽っただけのあざとさは本作にはない

現在のカンボジアはこの恐ろしい時代を克服して復興をしてきている
それは本作のラストシーンで写される、洗脳から逃れ生き残ったカンボジア人の子供達が成し遂げたのだ
彼らは今50歳代になって社会の中核を成しているはずだ
本作撮影時にはそうなる事を願って子供達を撮影したものだろう、そう思うと胸が熱くなる

他国の干渉を排除できなければまたこのような運命はこの国だけではない、日本もまたこのような運命に陥る危険があるのだ、他人事ではない
戦争するくらいなら殺されようと繁華街で歌ってビラを撒く団塊左翼老人にキリングフィールドに連れ去られてはならないのだ
反戦教育として学校で高校生に観せるべきものだろう

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あき240

3.0カンボジア内戦、クメール・ルージュ(ポルポト派)の悲惨さをカンボジ...

2017年7月1日
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鑑賞方法:DVD/BD

カンボジア内戦、クメール・ルージュ(ポルポト派)の悲惨さをカンボジア人ジャーナリストとアメリカ人ジャーナリストの友情を軸に描いていく。

まず、ポルポトが虐殺したのは知っているものの、そこに至るまでの経緯や対立構図などが分かっていないとこの話はなかなか入ってこない。

ポルポト兵士はまだ思想的に純粋な10代ばかり。社会を見てないだけに洗脳するには容易いことなのだろう。

経済援助が打ち切られることを見越して、地方で農業させられている人々。その人々に紛れ、カンボジア人のプランはひっそり生活するが、うまくすり抜けながら逃れて隣国へと脱出し、アメリカ人ジャーナリストのシドニーと劇的な再会をする。

日本人の平和ボケを再確認させられた。

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キッスィ