劇場公開日 1985年8月31日

「初めて観た本当の戦争映画」キリング・フィールド CWOrangeさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0初めて観た本当の戦争映画

2021年8月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

泣ける

悲しい

怖い

友達に誘われて一緒に観に行きました。ショッキングでした。
戦争映画と言えば、ランボーやフルメタルジャケット・地獄の黙示録等、兵士目線での映画しか観た事無かったのですが、市民目線でここまで恐ろしい戦争の実態を見せつけられたのは初めてでした。
恥ずかしながら「カンボジア難民」という言葉は当時でも何度も耳にした言葉でしたが、この映画で列をなして逃げ出してる大量の市民の映像を観た時に初めて「あ、これがカンボジア難民か・・・」と実感しました。
ポル・ポト率いるクメール・ルージュ、原始共産制の狂気を見事に描いた作品だと思います。
それ以降「共産主義」に対する嫌悪感はこの映画で固定された気がします。
しかし、共産主義だけでは無く、戦争にはいつもこの様な悲劇が付いてくるという事も頭に残りました。
軽々しく「中国と戦争したら」などと言葉に出して言う人も少し考えてから発言した方がいいと思います。一般市民が戦争に巻き込まれる恐ろしさをこの映画で知っておいて欲しいです。

CWOrange