金日成のパレード  東欧の見た“赤い王朝”

劇場公開日:

金日成のパレード 東欧の見た“赤い王朝”

解説

1989年にポーランドの映画スタッフによって製作された、北朝鮮の実態を映し出したドキュメンタリー。88年9月9日、北朝鮮民主主義人民共和国の建国40周年記念式典に招待されたポーランド国営テレビ局のアンジェイ・フィディック監督らが、北朝鮮側から提供された資料や案内に一切の演出や主観も加えず、100万人が一糸乱れぬ壮大なパレードをそのまま撮影。その映像から、指導者・金日成(キム・イルソン)を神格化する同国の社会の姿を、逆説的に明らかにしていく。日本では91年に劇場初公開。2014年にリバイバル。

1989年製作/87分/ポーランド
原題または英題:Defilada
配給:アジア映画社
劇場公開日:2014年11月15日

その他の公開日:1991年7月1日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
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映画レビュー

3.0実験。

2014年11月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

怖い

報道番組をほとんど観なくなって久しいのですが、’88年当時の映像を、将軍とその息子が亡くなった今観ても、共産主義という壮大な実験をもし人類が行ったらこうなる、生きた歴史遺産をみている、という感覚が変わらない。

映像に映る個々の人々は、他者に観られていることを意識してカメラの前に立ち、その役割を演じている。そして、その演技に失敗は許されない訳だが、いつ安らぎを得ているのか、そのとき、彼らはどんな表情をみせるのだろうか。

地政学的に、なかなか崩壊しない彼の国の、全貌が明らかになったとき、我々はどう反応するのだろう。

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Nori

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