キスへのプレリュード

劇場公開日:

解説

熱烈な恋に落ちて結婚式を迎えた日、花嫁の魂が式にやって来た老人とすり替わってしまったことから起こる悲劇を描くラヴ・ストーリー。監督は「ロングタイム・コンパニオン」のノーマン・ルネ、製作は「ピンク・キャデラック」のマイケル・グラスコフと「マスカレード 甘い罠」のマイケル・レヴィ、エグゼクティヴ・プロデューサーはジェニファー・オグデン。クレイグ・ルーカスの舞台劇をもとに彼自身が脚色し、撮影は「バットマン リターンズ」のステファン・チャプスキー、音楽は「裸のランチ」のハワード・ショアが担当。

1992年製作/アメリカ
原題または英題:Prelude to a Kiss
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1992年10月24日

ストーリー

出版社勤務のピーター・ホスキンス(アレック・ボールドウィン)は職場の友人テイラー(スタンリー・トゥッチ)のパーティで、リタ・ボイル(メグ・ライアン)という女性を紹介される。2人は意気投合し交際を始め、じきに一緒に暮らすようになる。6週間後、ピーターはリタにプロポーズし、彼女は受け入れ、ピーターはリタの実家を訪ね、父親(ネッド・ビーティ)と母親(パティ・デューク)に挨拶する。こうして、あっと言う間に結婚式が幸福の絶頂の中でとり行われた。式も無事済み、ガーデン・パーティが開かれる中に、見知らぬ老人(シドニー・ウォーカー)が迷い込んで来る。花嫁に祝福のキスをしたいという老人をピーターは不審に思うが、リタは快く受け入れる。その時、日が陰り、一陣の風が吹きぬけた。リタは抱えていた花束を落とし、老人はその場に倒れた。ピーターが老人に駆け寄ると、彼は戸惑ったようにその場から去る。リタはと言えば、何事もなかったかのように食べ物にぱくついていた。だが、ハネムーン先のジャマイカで、リタがまるで別人のように振舞い出した。あんなにいらないと言っていた子供を欲しいと言ったり、不眠症だったのが機内でぐっすり眠ったり。ハネムーン後、2人の心は完全に離れてしまう。そしてついにピーターは、リタが外見は変わらなくても中身は入れ替わってしまっていることを確信した。涙ながらに本物のリタを返してくれと叫ぶピーターは、かつてリタが働いていたバーであの結婚式の日の老人に出会う。その老いた外見の向こうに、自分の愛するリタがいることにピーターは気づいた。理由はよく分からないが、あの日のキスで2人は入れ替わってしまったらしい。早速ピーターは老人を連れてアパートに戻るが、リタは実家に帰ってしまい、彼女の話しか聞いていないリタの父親は、娘を引き取るから電話もしてくるなと忠告する。とりあえず老人の素性を調べるため老人の家を訪ねたピーターは、彼の娘夫婦から、老人はもう余命いくばくもないことを聞き出す。ピーターは2人を元に戻そうと、リタの母親にもう一度よりを戻したいからリタをアパートに連れて来てくれと頼み、母親に連れられてリタがしぶしぶやって来る。ようやくそれぞれの肉体に再会したリタと老人。2人はあのパーティの日、リタは老人に、老人はリタになりたいと思った瞬間があったことを思い出した。すると再び日が陰り、風が吹きすさび、2人の魂と肉体はまた元に戻ったのだった。

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