1926年公開作品
監督は『悪太郎』『警官騒動』『荒武者キートン』『キートン西部成り金』『キートンのマイホーム』のバスター・キートンと『ロイドの活動狂』のクライド・ブラックマン
脚本は他に『拳闘屋キートン』のアル・ボースバーグとチャールズ・スミス
粗筋
1861年
南北戦争の時代
機関士ジョニーの愛車であり商売道具の蒸気機関車将軍号が北軍に強奪された
客室に取り残され捕虜となった元恋人のアナベルの存在には気づかずただひたすらに将軍号を取り返すために他の機関車で追跡するジョニー
機関車を乗り捨て雨の中
空腹のあまり他人の家に侵入し食事にありつくジョニーではあったがその家は北軍のアジト
たまたま見かけたアナベルと再会し彼女と共に脱走
将軍号も奪い返す
南北戦争に参戦するジョニー
映画.comの資料ではバスター・キートンもクライド・ブラックマンも脚本に携わっているようだが他の資料をいろいろと確認するとそれは間違いのようだ
別放題『キートンの大列車追跡』『キートンの大列車強盗』など
舞台はジョージア州だが南北戦争当時を再現できないほど大都会になったであろうから断念したようだ
代わりにオレゴン州の田舎で撮影された
機関車の前のレールに北軍によって置かれた長い薪をどかして手に持ちそれをもう一つ置かれた長めの薪に投げつけてどかすのはお見事
長めの薪を木刀のように使い北軍の頭を叩くあのタイミングが秀逸
昔の一流の喜劇俳優はああいうことが本当にうまい
当時の男は勇敢でなければいけない
流れとはいえ南軍の兵士になると言っておきながら兵隊にならずにそのまま戻ってきたら怖気づいたと誤解され恋人に振られてしまうのだ
機関士は当時軍部にとっても重要な仕事なのだ
配役
ウェスタン&アトランティック鉄道に勤務する南軍側の機関士のジョニー・グレイにバスター・キートン
恋人のアナベル・リーにマリオン・マック
北軍のアンダーソン大尉にグレン・キャベンダー
北軍のサッチャー将軍にジム・ファーリー
南軍の将軍にフレデリック・ブルーム
アナベルの父にチャールズ・スミス
アナベルの兄にフランク・バーンズ
北軍の将軍にジョー・キートン
北軍の将軍にマイク・ドンリン
北軍の将軍にトム・ナウン