火龍
劇場公開日:1987年9月5日
解説
清朝最後の皇帝として数奇な運命を歩んだ溥儀の生涯を描く歴史ドラマ。製作はホワン・ツォン・ハンとツァオ・ヤオ、監督は「西太后」のリー・ハン・シャン、エグゼクティヴ・プロデューサーはツァン・ツィ・インとツァオ・ホェイ、リー・スー・シェイの原作をワン・チン・シャンとツォ・チー・ユエが脚色。撮影はヤン・リン、音楽ツェン・チン・ロンが担当。出演はリャン・ジャー・ホー、チャン・モンほか。
1987年製作/中国・香港合作
原題または英題:火龍/The Last Emperor
配給:東宝東和
劇場公開日:1987年9月5日
ストーリー
1906年、わずか3歳の溥儀(チャン・モン)は西太后の後を跡いで清朝12代の皇帝となったが、4年後に起こった辛亥革命によって清は崩壊。それから5年後、彼は清朝再興を掲げる張勲にかつぎ出され大清皇帝として即位したが、それもわずか13日の短命帝国に終った。17年の歳月が過ぎ、成長した溥儀(リャン・ジャー・ホー)は日本が建国した満州国の皇帝として即位、再び宮廷生活が始まった。しかし戦局は暗雲におおわれ、そんな中で溥儀の妻の婉容皇后(マーガレット・リー)はアヘン中毒になり狂死、そして日本は戦争に敗けた。4番目の妻の福貴人(メリー・リー)を置き去りにしてまで逃亡しようとした溥儀も戦犯として捕えられる。溥儀が中国共産党刑務所を出たのは53歳の時だった。平民になった溥儀は最後の妻の李淑賢(パン・ホン)の励ましをうけて植物園の造園技師として働き、1967年、その数奇な生涯の幕を閉じた。