カジノのレビュー・感想・評価
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スコセッシ得意のマフィアもの デニーロ、ジョー・ペシ、ストーン俳優たちの魅力 ゴージャスなカジノの裏側
「午前十時の映画祭14」で鑑賞。
主演の3人、デニーロ、ジョー・ペシ、ストーンが魅力的。
危なっかしくて、最初から何が起きるかハラハラしっぱなし。
悪党だが、着実にのし上がろうとする主人公だが、この二人が足を引っ張りっぱなし。
相棒は、すぐに切れて暴力三昧。
さらに女が凄まじい。
金遣い荒いは、見かけがゴージャスなのにどうしようもないヒモ男に貢ぐは、挙句は薬と酒におぼれ悲惨な末路。
あげくは、悪党だが家族思いだった相棒も誘惑されて、こっちも哀れな最期。
カジノの内幕、組織の仕組みなども興味深い。
さすがスコセッシ、マフィアを描かせたら右に出る者なし。
絶えず目を配る必要がある
こないだ午前10時の映画祭で鑑賞してきました🎬
観るのは2回目ですが、重厚なクライム映画ですね🤔
サムを演じたロバート・デ・ニーロの敏腕経営者としての振る舞いは流石🙂
一方で妻ジンジャーへの甘さはある意味人間らしくもあり、デ・ニーロの存在感が遺憾なく発揮されています👍
ニッキーを演じたジョー・ペシも、後先考えない暴力的な人物を熱演🙂
作中でも言われている通り、考えるより先に手が出る男で、犯罪行為もなんのその。
しかしあまりにも派手に動きすぎ、警察からはマークされ次第に仲間うちからも…。
すぐにカッとなってまくし立てるシーンは、彼の性格を表してますね🖐️
ジンジャーを演じるのは、シャロン・ストーン🙂
男なら誰もが視線を送る美貌を持ちながら、アルコールと薬物依存という破滅的な状態の彼女。
サムとは打算で結婚した上、レスターというヒモみたいな男と関係を続けています。
後半は演技とは思えない演技を魅せてくれました🙂
スコセッシ監督のクライム映画は本当に完成度が高いですね🫡
このジャンルが好きな方にはおすすめです❗
【”カジノの真なるボスは誰だ。”冒頭の強烈なシーンからスピーディなモノローグの中イカサマの数々とそれを見抜くシーンの。金、女、薬に嵌った男女が破滅する様をスタイリッシュに描いた逸品である。】
■類まれな賭博の才能をマフィアに認められて、ラスベガスのカジノ「タンジール」のマネージャーに抜擢されたサム”エース”ロススティーン(ロバート・デ・ニーロ)。
順調に仕事をこなし着々と”ボスたち”の信頼を得てのし上がっていくが、美貌の浪費家のジンシャー(シャロン・ストーン)を妻に迎え、気性の荒い35年来の旧友ニコラス”ニッキー”サントロ(ジョー・ペシ)との再会が、彼の運命を狂わせていく。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・冒頭の、サム”エース”ロススティーンが車に乗った途端の大爆発のシーンから、時は遡り彼が「タンジール」のマネージャーとして、のし上がっていくシーンのテンポ良き展開の面白さよ。
モノローグが流れる中、イカサマの数々を捉えるショットと、それを見逃さないサム”エース”ロススティーンを演じるロバート・デ・ニーロの眼に引き込まれる。
・序でに言えば、ラスベガスのカジノ「タンジール」の実質的ボスたちの意外なる姿や、彼らに金を届けるシーンなどは、絶品である。
・そんな、サム”エース”ロススティーンは超絶美女のシャロン・ストーン演じるジンシャーを口説き、妻に迎えるがこの脳味噌が足りない女は、金は使うは、昔の男レスターが忘れられずに、湯水のように金を使うは、果ては薬にまで手を出す様には、流石のサム”エース”ロススティーンも手を焼くシーンは、可笑しみすら漂わせる。
・更に今作を面白くしているのは、サム”エース”ロススティーン35年来の旧友ニコラス”ニッキー”サントロを演じるジョー・ペシの、憎めない小男のように見え乍ら、破天荒極まりない行為の数々である。
・ジンジャーとサム”エース”ロススティーンの関係が、憎悪に変わった後にジンジャーがニコラス”ニッキー”に助けを求めるシーンから、物語は更に面白くなっていく。
<FBIが乗り出してくる中、”ボスたち”は自分達の利権を守るため、それまで自分達に金を作っていた男達を次々に消して行くシーンも、どこかコミカルですらある。
今作は3時間越えの作品でありながら、全く飽きさせる事無く見せきるマーティン・スコセッシの手腕が炸裂する逸品である。>
何故か激しく長い夫婦喧嘩が印象に残った。シャロン・ストーンの体当たり的な渾身の演技も心に刻まれた。
マーティン・スコセッシ 監督による1995年製作(178分)のアメリカ映画。原題:Casino、配給:UIP
カジノを舞台とする1人のギャンブラー・ロバート・デニーロの成り上がりと没落を、大河ドラマ的に描いていて、感動こそ少なかったが、とても興味深く面白かった。。
ギャング達が支配している世界だが、デニーロ演ずるカジノマネージャーは極めて、仕事に真面目で献身的かつ有能で、有力者の縁故であっても怠惰で無能力な人間が許せないという性格に、大いなる共感を覚えた。まあそのことで、地域で力が有る有力者の恨みをかい、職を失うことに繋がってしまうのだが。
妻とした妖艶な詐欺師シャロン・ストーンが美しくゴージャスなんだが、結婚しても決して自分にはなびかず、うだつの上がらない紐男(ジェームズ・ウッズ)にずっと貢いでいるのが、何とも悲しく皮肉。美しかったストーンだが、酒とクスリ依存となり、お金を求めて狂乱的な行動を何回も取り、デニーロの友人ジョー・ペシも誘惑して懇ろの関係となってしまう。また、小男で強そうに見えないペシだが、それだけに勢いのある激しい暴力が、逃げたはずの海外で生き埋めされてしまう末路とともに、強く印象に残った。
またやけに激しく長い夫婦喧嘩にも、かなり驚いた。スコセッシ監督の失敗した何回かの夫婦生活のいざこざを、ココに曝け出してるのか?なんて思ってしまった。最後にはどうしようもない嫌な女ということで、デニーロにもペシにも匙を投げられ、紐男とも喧嘩別れし、美貌もなくし薬中毒で亡くなってしまうシャロン・ストーンの渾身の演技が、心に残った。
監督マーティン・スコセッシ、製作バーバラ・デ・フィーナ、原作ニコラス・ピレッジ、脚本ニコラス・ピレッジ 、マーティン・スコセッシ、撮影ロバート・リチャードソン、美術
ダンテ・フェレッティ、衣装リタ・ライアック 、ジョン・A・ダン、編集セルマ・スクーンメイカー、音楽監修ロビー・ロバートソン。
出演
ロバート・デ・ニーロ、シャロン・ストーン、ジョー・ペシ、ドン・リックルズ、ケビン・ポラック、ジェームズ・ウッズ。
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