女相続人のレビュー・感想・評価
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金持ちの娘に惚れた男の悲哀
鑑賞前にあらすじを読んで、キャサリンの婚約者モリスが財産目当てで結婚を望んでいるという父の見立ては正しいのか、という点を気にしながら観てみた。モリスの言動には特に違和感が無いので、おそらく父の見立てが誤りで、モリスは善良な男なのだと思う。当初は善人面した男が徐々に本性を表すストーリーなのかなと思ったが、金持ちの娘に惚れた男の悲哀を描いた映画なのだろう。
だが、駆け落ちを決めた後に、相続の件を理由にキャサリンの元を無言で去るモリスには、無言で去る必要があったのか疑問だった。無言で去ることでその後の波乱を起こすためだけのご都合主義的展開に思える。また、終盤近くまで似たような冗長な展開が続くので退屈だった。
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映画文学の傑作
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