「逆玉」女相続人 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
逆玉
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社交性を欠く娘キャサリンを舞踏会に連れていき、見事タウンゼントの弟モリスが彼女にプロポーズするに至った。医師の父は心配になり彼の姉に性格や生活について訊ねたりする。そして、遺産を食いつぶしていて稼ぎがないモリスに冷たく当たるのだ。しかし、モリスに恋い焦がれるキャサリンは収まりがつかない。そして、猛反対していた父はキャサリンを連れてヨーロッパ旅行へと出かけ、モリスのことを忘れさせようとした。
6ヶ月後、二人は駆け落ちしようとまで相談したが、父は2人が結婚するなら相続を放棄させるとまで言った・・・するとどうだろう。待ち合わせの時間にモリスは現れなかったのだ。後に父が急逝し5年が過ぎ去った頃、ラビニアがモリスを連れてくる。財産を自由にできる身分となったキャサリンにもう一度言いよってくるモリス。愛も再燃したかと思わせておいて・・・
「5年前と同じように財産を欲しがるばかりか、今度は愛までも欲しがってる」。変われば変わるものだ。声の腹の底から絞り出すような太い声になり、形相も悪女そのもの。純粋であるがゆえに一度裏切られた男に対する憎悪は凄まじいものだった。女優賞獲得も納得の鬼気迫る演技。逆玉狙いの男はやっぱり馬鹿なんだな~
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