「リアリティの欠如したクライム映画」俺たちに明日はない 根岸 圭一さんの映画レビュー(感想・評価)
リアリティの欠如したクライム映画
冒頭から全くリアリティの無い展開が続いてうんざりした。まず、倫理観の欠如した仲間が都合よく集まって強盗団を結成できるところが不自然で馬鹿馬鹿しい。クライド達があれだけ派手に暴れまわっているのに全然逮捕できない警察も無能過ぎる。登場人物も全く魅力が無い。いきがってて自分に酔っているのがダサい。情緒不安定なボニーと、文句だけ多い兄嫁は特にうざい。
こんな感じで全編に渡ってリアリティが欠如していて、とにかくくだらない。『クレイマー・クレイマー』で監督を努めたロバート・ベントンが脚本を担当したから期待したけど、つまらなかった。
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