「独特のペースで進むので覚悟が必要」俺たちに明日はない kalichan88さんの映画レビュー(感想・評価)
独特のペースで進むので覚悟が必要
1930年代にアメリカ中西部であった連続武装銀行強盗。その強盗ギャングのボニーとクライドを中心に、クライドの兄夫婦ともう1人も合わせた仲間との逃避行を描く。
内容は過激で、アクションも豊富なわりに話は坦々とスローペースで進む印象。この時代から始まる、「アメリカン・ニューシネマ」の先駆けの映画らしい。反社会的な主人公達の心情を描き、ラストは結局社会に屈するか暗い結末に落ちる映画のこと。確かにそれまで、めでたしのエンディングがメジャーだったとすれば、この映画はハリウッドに新風を巻き込んだし、その後の映画の流れも変えたことになる。そう思って観てみれば、面白いかもしれない。
ブランシュというキャラクターが叫んだり足をひっぱったり観ていてイライラするのだが、そういう役柄なんだろう。でもやりすぎだと思う。しかも彼女がアカデミー主演女優賞を取っているというんだから驚きだ。あのやりすぎ演技が受けたのか!
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