男と女II

劇場公開日:1987年2月21日

解説

アカデミー外国語映画賞やカンヌ映画祭グランプリなど数々の映画賞に輝き、66年に日本公開された「男と女(1966)」の続篇。20年前に愛し合っていたカップルが再会して、再び恋に悩む姿を描く。製作・監督・脚本・撮影は「愛と哀しみのボレロ」のクロード・ルルーシュ、音楽はフランシス・レイが担当。出演は前作の主演アヌーク・エーメ、ジャン・ルイ・トランティニャン、エヴリーヌ・ブイックスほか。

1986年製作/フランス
原題または英題:A Man and A Woman 20 Years Later
配給:ワーナー・ブラザース
劇場公開日:1987年2月21日

あらすじ

20年前、スプリクト・ガールだったアン(アヌーク・エーメ)は、今やフランスを代表する女性プロデューサーとなっていた。娘のフランソワーズ(エヴリーヌ・ブイックス)も大人になり、女優として活躍、母とコンビを組んで助け合って暮らしていた。アンが新作のことで悩んでいる時、フランソワーズは劇場でジャン=ルイ(ジャン・ルイ・トランティニャン)を見かけたと、彼女に話す。20年前にモンテ・カルロ・ラリーを制覇したジャン=ルイは、今ではレーシング・チームの総監督も務める現役のレーサーだった。20年前の彼との愛の思い出が脳裡に甦ったアンは、二人の愛の日々を映画化することを決意し、ジャン=ルイに電話をする。そして二人は、思い出のカフェで20年ぶりに再会した。かつての二人の姿を映画化したいという申し出に反対するジャン=ルイだったが、アンの真剣な説得に彼は渋々ながら承諾する。そして映画の撮影開始。スケジュールどおりに撮影が快調に進むように、アンとジャン=ルイの仲も深くなりつつある。だが彼には若いフィアンセがいた。嫉妬するアンに送り出されるかのように、ジャン=ルイは撮影現場からパリ・ダカール・ラリーの会場へと向かった。ダカールの砂漠を走るジャン=ルイの車の中で、若いフィアンセは泣きじゃくり、彼を困らせた。帰りたいという彼女を近くの町まで送り届けるため、ジャン=ルイは危険を承知で、夜の砂漠を走り続けた。パリの撮影現場では、クライマックス・シーンが撮られようとしていた。そこへ愛の言葉が綴られたジャン=ルイからの手紙が、アンに届く。彼女は胸をはずませながら、ジャン=ルイが帰ってくるのを待ち続けた。そんなある日、ジャン=ルイが砂漠で遭難したというニュースがテレビで報じられた。アンは、すぐにでも砂漠へ駆けつけていきたかったが、仕事を投げ出す訳にはいかなかった。数日後、ジャン=ルイの消息がつかめぬまま、捜索は打ち切られようとしていた。不安と焦燥の中で、アンは地元の警察に、あと一日だけでも捜索を延ばしてほしいと、必死に懇願するのだった……。ジャン=ルイのヴェテランぶりでやがて二人は無事にレースをのり切る。そのころ、映画も完成した。興行的には失敗に終り、アンはガックリと気を落とす。そんな彼女を励ましたのが、戻ってきたジャン=ルイだった。二人は寄り添い、また映画を撮ろうと約束を交わすのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0 シリーズの黒歴史?

2025年10月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

劇場での特集企画 “男と女 クロニクルズ” の影響で観ました。

このシリーズは『男と女』→『男と女 人生最良の日々』→『男と女Ⅱ』の順で観ました。

本作は『男と女』の2作目なのに “男と女 クロニクルズ” のラインナップから外されていて、なかったことにされてる感じ。

3作目の『男と女 人生最良の日々』はラインナップに入っていて、もちろん『男と女』の続編あつかい。

この後の『男と女 人生最良の日々』との整合性がなく、本作があると、おかしくなってくる(笑)

内容も支離滅裂な感じで、ラリーを長めに観させられたり、映画業界の話っぽくなったり、ミステリーっぽくなったり、グダグダ…

本当に監督が撮りたかった内容なのか疑わしいレベルで、いろいろ出資関係に口を出され変えられてしまったのかな?と思ってしまう。

まったく面白くないことないけど、まとまりに欠けグダグダで、なんか変な感じ(笑)

この続編だと、名作の『男と女』まで評価が落ちそうで、なかったことにしておきましょうよ(笑)

『ターミネーター』シリーズの2以降と同じです(笑)

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