O嬢の物語 第二章

劇場公開日:

解説

アメリカの富豪一家を篭絡するマダムOの手練手管を描く。「O嬢の物語」(75)の続編。ただしストーリーの関連性はない。製作・監督・脚本は「O嬢の物語」の製作者エリク・ロシャ。撮影はアンドレ・ラングェ、音楽はスタンリー・マイヤーズが担当。出演はサンドラ・ウェイ、マニュエル・ド・ブラ、キャロル・ジェームズ、ローザ・ヴァレンティなど。

1984年製作/フランス
原題または英題:Histoire d'O Numero 2
配給:ニューセレクト
劇場公開日:1985年10月19日

ストーリー

パリの出版社キャピトルは危機に直面していた。アメリカの富豪ベンブローク(マニュエル・ド・ブラ)に買収されかかっていたからだ。ポッターバーグ常務は、一人の女を使い彼をスキャンダルにまき込もうという案をもち出した。その女とは、マダムO(サンドラ・ウェイ)で、そのミステリアスな肢体を見た重役たちは常務の案に賛成した。ベンブローク一家は常務のさし金でOの邸宅に滞在することになる。ベンブロークは妻ドティ(ローザ・ヴァレンティ)とまじわる。夫の強引さに不満なドティ。二人を肖像画の目にあけられた覗き穴から見つめるO。ある朝、ベンブローク一家の前に現れたOは、みんなの心をつかむ。娘のキャロル(キャロル・ジェームズ)は「私のようになりたければ、自分の欲望のままに行動せよ。まずパンティをはくな」と言われた。Oはキャロルを誘って秘密クラブに連れて行き裸にして、何人もの男に犯させた。一方、息子のラリーはOの紹介したパティと抱きあううちに、ハンスに犯される。男同士の行為に苦痛にゆがんでいたラリーの顔はやがて歓喜の表情に。ドティも男と車中で抱き合うが、彼は突然、彼女を縛りつけて去った。ポッターバーグは一家のみだらな行為をとった写真をベンブロークに見せて脅迫し、現社長を追い出し自分がとって変ろうとするが、逆に墓穴を掘ってしまう。ベンブロークはOをなじるが、彼女はまったく動ぜず、彼をパーティに誘う。パーティ会場で彼は妻、息子の異常な性愛風景を見せつけられる。Oに迫ると、彼女は目隠しをした若い女を招き「私の目をみながら、この娘を後から」という。翌日の新聞に一家のスキャンダルが掲載されたいた。ベンブロークは強引な態度を捨てず、妻子は彼のもとを去ろうとした。そこへ、Oが夕べの目隠しの女を連れてきた。それがキャロルと知って、深い絶望感にとらわれるベンブローク。Oは「本当の野望は多くの苦痛を知りつくし、それに耐えぬいてこそ得られる」と言う。ベンブロークが目隠しの女がキャロルではなかったことを知った時には、Oは、ハンス、パティとともに邸を去っていたのだった。

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