王様と私

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

マーガレット・ランドンの伝記小説「アンナとシャム王」を原作とするブロードウェイの大ヒット舞台を映画化し、1957年・第29回アカデミー賞で5部門に輝いた名作ミュージカル。1862年。夫を亡くしたイギリス人女性アンナは息子を連れ、シャム王国の王子や王女の家庭教師を務めるため同国の首都バンコクへやって来る。文化や習慣の違いに戸惑うアンナは、尊大で頑固なシャム王と衝突を繰り返しながらも次第に打ち解けていくが……。ブロードウェイ版に続いてユル・ブリンナーがシャム王を演じ、アカデミー主演男優賞を受賞。「地上より永遠に」のデボラ・カーがアンナを演じた。「麗しのサブリナ」の脚本家アーネスト・レーマンが脚色を手がけ、「ショウほど素敵な商売はない」のウォルター・ラング監督がメガホンをとった。

1956年製作/134分/アメリカ
原題または英題:The King and I
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:1956年10月26日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第29回 アカデミー賞(1957年)

受賞

男優賞 ユル・ブリンナー
作曲賞(ミュージカル) アルフレッド・ニューマン ケン・ダービー
衣装デザイン賞(カラー) アイリーン・シャラフ
美術賞(カラー)  
音響録音賞  

ノミネート

作品賞  
監督賞 ウォルター・ラング
女優賞 デボラ・カー
撮影賞(カラー) レオン・シャムロイ

第14回 ゴールデングローブ賞(1957年)

受賞

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) デボラ・カー

ノミネート

最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ユル・ブリンナー
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映画レビュー

3.5シャルウィダンスの原点

2024年6月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2024年6月16日
映画 #王様と私 (1956年)鑑賞

教育係としてシャム王の宮殿にやってきたイギリス人女性が、封建的で前時代的な王に文化と愛情をもたらしていく

名作を初めて見た
#ユル・ブリンナー のインパクトと #デボラ・カー の気品はいいし、#シャル・ウィ・ダンス を踊るシーンはやはり名場面

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とし

4.0見た目よりもずっと深い話

2023年6月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

知的

午前十時の映画祭のシリーズで劇場鑑賞

王様とダンスを踊るシーンが余りにも有名になり過ぎて
単純に王様と英国女性の恋物語?と思ってる人も多いでしょうが、
実際は人種や男女差別、奴隷差別等の下敷きもあり
南北格差問題(アメリカでは無く、国際的な意味での)でもある。

欧米列強に取り込まないれように近代化を推し進めながらも、
昔ながらの伝統やプライドの狭間で揺れ動くシャム王の姿は
明治維新の頃の日本や、現在の発展途上国の姿にも通じます。

英国に侮らないようにと、英国大使を招いて西洋風の晩餐会を開き、
そこで宴会の出し物として演じられる、
「アンクルトムの小屋」の一部を元にしたタイ風舞踊劇!
これが、よく出来てます!
それ以前のアンナと子供達の授業の内容や
王様とアンナが議論したモーゼに引っ掛けた、
劇のクライマックスも秀逸。

映画終盤には現王と若き王位継承者との物語も展開されて、
イヤ〜、よく出来た脚本ですわ。
小難しい話にせず、これだけのモノを詰め込んで、
楽しいミュージカルに仕上げた全ての方々に拍手!です。
沢山の方に是非見て欲しいですね。

ラスト近くに「十二国記」の元ネタはこれか!
と思わず膝を叩きたくなるセリフも有りますよ(笑)

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星のナターシャnova

3.0豪華なセットに衣裳、舞台そのままの感じ。 Shall we dan...

2022年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

豪華なセットに衣裳、舞台そのままの感じ。
Shall we danceの曲と共に王様とアンナが踊るシーンは有名ですね。軽やかに踊る2人は素敵だった。
王様の威厳がある中にもコミカルな感じも可愛らしく、またそれがおもしろく観れました。

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よっしー

3.0文化の違い

2021年5月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 シャム王国、現在のタイ王国。彼らの世界地図では勢力誇るべき領土を持つがイギリスから持ってきた地図をみるととてもチッポケ。

 モーゼ、リンカーン、象・・・絶対封建主義の偉大なる王に腹立たしくなるアンナ。だけど、西洋の知識はかなり持ってる王。「世界を6日で作った?ハ」とモーゼをバカにするところなんて面白いぞ。それでも英国がシャムを侵略するため“野蛮人”だのと書いていることに怒りを覚えるアンナであった。

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kossy