「小粋な軽い喜劇」黄金の七人 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
小粋な軽い喜劇
総合:70点
ストーリー: 70
キャスト: 75
演出: 65
ビジュアル: 65
音楽: 75
最初から乗りが軽い。音楽もとても大犯罪をしているとは思えない軽さで、まるでルパン三世のような乗り。それが小気味よい。
組織のリーダーの教授のいるホテルの部屋では、とても機能しているとは思えないし、また例え機能していても何の役にも立たないであろうくるくると回るおもちゃの小型レーダーの傍らで彼は指揮をとる。そして集めたメンバーはイニシャルがAで始まるのがいいからというわけのわからない理由で集められた人ばかりという幼稚さ。まるで少年たちの怪盗ごっこのようである。そして峰不二子のような妖しい小悪魔も登場する。
犯罪なのにまるで遊びのような軽い小粋さであるから、見るほうも気楽に構えられる。それがこの映画のよさだろう。
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