「完璧な続編の見本」エイリアン2 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
完璧な続編の見本
エイリアン・シリーズ第2作。
Blu-rayで鑑賞(吹替)。
DVDの完全版ばかり観ていたが、どちらも観られると云うことでブルーレイを購入し、初めて劇場公開版を観た。
これまでは、「日曜洋画劇場」で放送されたズタズタにカットされたものしか知らなかったので、感無量である。
セントリー銃を換気ダクトに設置してエイリアンの群れを追い払うくだりが追加シーンだったことに驚かされた。
前作のホラー全開から一転、超弩級バトル・アクションに仕立て上げたジェームズ・キャメロン監督の手腕がすごい。
監督のミリタリー・マニアならではのこだわりが炸裂。銃火器をこれでもかと使用し、火薬量が前作の比では無い。
リプリーの勇ましさにも磨きが掛かり、恐怖を乗り越えるために再び恐怖と対決する構図は続編として安定の順当さだ。
襲い掛かるエイリアンの群れとの戦闘は「今度は戦争だ」のキャッチコピーに恥じぬ迫力で、手に汗握って興奮した。
母性対母性の決戦はハラハラ・ドキドキの緊迫感と互いの必死さが戦いを最大限に盛り上げており、演出の妙が光る。
完全版のレビューにも書いたが、本作は「史上最高の続編」の称号に相応しい完成度だなと思った。何度観ても面白いと感じるのは、それこそ名作の証以外の何物でもないだろう。
※修正(2024/09/08)
bloodtrailさん、コメントありがとうございます。
そのシーンは確かに「ウォー!」ってなっちゃうの不可避ですよね(笑)
「ターミネーター」シリーズもこれも、「2」で終わっておけば良かったですよねぇ…(笑)
shu-32さんへ
ヘリポートで眼下からニューっと救出に現れるシーン! あのシーンだけで、俺はキャメロンに惚れました。実は、あの時点でターミネーターを観てなかったんです。にしても、この盛り上がりから三代目に行っちゃう訳ですから。2の感動を返せーーーー!って叫びたかったw