美しき結婚

劇場公開日:

解説

ヌーヴェル・ヴァーグの名匠、エリック・ロメールの連作シリーズ『喜劇と箴言』の第2作。製作は80年代のロメールの全作を手掛けたマルガレット・メネゴズ。脚本もロメール撮影は「飛行士の妻」に引き続き、ベルナール・リュティックで、当時としては珍しくフジカラーが使われて独特の色彩効果を出している、同時録音による録音は「飛行士の妻」のジョルジュ・プラとジェラール・ルカで、通常のブーム・マイクに加えて新式のワイヤレスマイクが駆使された。編集は「モード家の一夜」以来監督と組むセシル・デキュジスとリサ・ヘレディア。出演は「クレールの膝」のベアトリス・ロマン、「メランコリー」の名優アンドレ・デュソリエほか。撮影は24時間耐久レースで有名なルマンを中心に行われた。フランス・シネマ大賞受賞。

1982年製作/100分/フランス
原題または英題:Le beau marriage
配給:シネセゾン
劇場公開日:1996年3月9日

ストーリー

パリで美術史の勉強をしているサビーヌ(ベアトリス・ロマン)は画家で妻子持ちの愛人シモン(フェオドール・アトキーヌ)に嫌気がさし、結婚を決意する。理想は医者と結婚して好きな絵の仕事を続ける親友のクラリス(アリエル・ドンバル)のような生活。クラリスはサビーヌに従兄弟で弁護士で独身のエドモン(アンドレ・デュソリエ)を紹介する。サビーヌが古美術商で仕事をしていると聞いたエドモンは、ちょうど探している陶器があると話す。彼は急用で挨拶もそこそこにパリに帰るが、クラリスの話だとどうもサビーヌが気に入っているらしい。サビーヌは仕事先で入手した情報からエドモンに探している陶器の持ち主を紹介する。週末エドモンは陶器を買い取り、そのあと二人で食事をする。クラリスは彼と結婚する決心を固めた。弁護士の玉の輿であれば怖いものはない、彼女は店主(ユゲット・ファジェ)から店を通さず、取引をしたことをしかられると、自分から仕事を止めてしまう。サビーヌは昔の恋人で教師をしているクロード(ヴァンサン・ゴーチエ)に会い、自分は玉の輿に乗るのだと自慢する。彼に世の中はそんなに甘くないと言われても、まったく聞く耳もない。果して、多忙なエドモンはサビーヌの電話にもなかなか出てくれない。誕生日に招待しても仕事の合間を縫って顔をだすだけですぐに帰ってしまう。パリに戻って電話をしてもなしのつぶてで、サビーヌは意を決して彼の事務所に押しかける。エドモンは非常に礼儀正しく、今は結婚の意思はなく、彼女のこともいい友達だが愛してはいないと告げる。サビーヌは意地になって、「私はあなたと結婚したがってるなんて勝手に思わないでよ」とヒステリックにわめきたてる。その後サビーヌはクラリスに、自分はエドモンなんて愛してはいなかったと自分を正当化する。ある日、パリ行きの列車のなかで、彼女は長髪の男性と目が合う。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.5ある女性が、出会った男性弁護士に恋心を抱き、猛アタックするも空回り...

2023年12月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

幸せ

ある女性が、出会った男性弁護士に恋心を抱き、猛アタックするも空回りばかり。
強引が過ぎてむしろ滑稽というか、コメディ的に見えて、楽しく見ていられました。

にしても、パリとかルマンとか、街並みがおしゃれですね。

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woodstock

3.5最後まで投げ出さないで観て良かった

2022年6月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

連日ロメールのクソな(褒めてる)フランス映画見てたら、とことん永遠と自分のことを喋ってる女たちに嫌気が刺してて(褒めてる)
これもおんなじやん〜と思いながら見てたら
最後の最後に男が一見まともな哲学的なことをじっくり話しだしたので
オイオイと思っちゃった
どんだけ女を怒らせないように生きてるのかな
彼の言い分が細部に渡り正直で素直で好感持てた(笑)

結婚に関しては先手を打たれたくない
自由な選択をしたい
出来る男じゃなきゃ言えない台詞

「緑の光線」以来の痛い拗らせ女をロメールに見せられたけど
この子は最強かもしれない!www

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mamagamasako

2.5愛おしき生き物、汝の名は女

2022年1月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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SpicaM

4.5喜劇かも?

2020年9月3日
iPhoneアプリから投稿

ロンメール作品特集。内容は、とても
わかりやすく、フランスの街並み🇫🇷
30年前の様子が、良くわかり、
悲劇なんだけど、喜劇?という映画

わたしも、その頃旅行したので懐かしく拝見しました

ラストが、ブラックユーモアたっぷり☆彡

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花

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