美しき獲物
劇場公開日:1992年11月14日
解説
チェスの世界選手権大会が行われている島で起こった連続殺人事件を描くサスペンス・スリラー。監督は「アウト・オブ・オーダー」(V)のカール・シュンケル、製作はクリストフ・ランベールとジアド・エル・カウリー、脚本は「ワールド・アパート」のブラッド・マーマン、撮影はディートリッヒ・ローマン、音楽はアン・ダッドリーが担当。
1992年製作/アメリカ・ドイツ合作
原題または英題:Knight Moves
配給:アスキー映画
劇場公開日:1992年11月14日
ストーリー
シアトル沖の島のホテルで、チェスの世界選手権への挑戦者を選ぶ試合が行われていた。幼い娘エリカ(キャサリン・イソベル)と盲目の師ジェレミー(フェルディナンド・メイン)と共に参加しているピーター・サンダーソン(クリストファー・ランバート)が優勝の最有力候補だが、3年前対戦したユリリヴッチがじりじりと追い上げていた。ホテルの従業員デビーと一夜を共にしたピーターは、翌日デビーが変死したことを知らされた。警察署長フランク(トム・スケリット)とワグナー刑事(ダニエル・ボールドウィン)はピーターを容疑者としてマークしたが、決め手となる証拠がない。そんなピーターに犯人から電話がかかってきて、すぐに警察に通報したが疑いは晴れない。フランク署長の依頼で、ピーターの精神鑑定をすることになった心理学者キャシー(ダイアン・レイン)にも彼が無実かどうかわからない。次々に殺人が起こり、犯人からピーターへの電話も続いた。ピーターは犯行現場が島全体にわたり、その場所が、チェスの有名な手の駒の配置と同じことに気づく。ピーターとキャシーは愛し合うようになっていったが、キャシーが犯人に襲われ、逃走した犯人と同じところに傷を負っていたピーターは警察に連行された。警察署内で、犯人が犯行現場に残したメッセージを解読したピーターは、犯人のターゲットがエリカであることに気づく。脱走したピーターはエリカの元へ駆けつけ、犯人と対面する。彼は子供の頃対戦したデイヴィッドだった。幼い頃ピーターに負けたことと、自分の母親の死がトラウマとなって精神を病んでしまった彼は、ピーターに異常な復讐心を燃やしていたのだった。地下室で2人は格闘となり、ピーターはデイヴィッドを挙銃で射殺するのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- カール・シェンケル
- 脚本
- ブラッド・マーマン
- 製作
- クリストファー・ランバート
- ジアド・エル・カウリー
- 撮影
- ディートリッヒ・ローマン
- 音楽
- アン・ダッドリー
- 編集
- Norbert Herzner
- 衣装デザイン
- トリシュ・キーティング
- 字幕
- 菊池浩二