インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアのレビュー・感想・評価
全63件中、21~40件目を表示
【”美しき不老の人々・・”公開当時、”トム・クルーズ、ブラッド・ピットだったら、致死量に至らない程度の血液を捧げるわ!”と幾人かの女性が叫んだと言われる作品。耽美的な、ゴシックホラーの秀作である。】
■内容は巷間に流布しているので、簡単に記す。
現代のサンフランシスコ。
とある部屋で白い顔のルイ(ブラッド・ピット)は、自らを吸血鬼と名乗り、インタビュアー(クリスチャン・スレーター)にその200年にも渡る半生を語りだす。
18世紀末のニューオリンズ、妻と娘を失い人生に絶望したルイは、永遠の命を共に生きる伴侶として吸血鬼・レスタト(トム・クルーズ)に選ばれるが、人間の心を捨てきれず…。
◆感想<Caution! 内容に触れています。>
・18世紀から19世紀にかけての、ルイやレスタトが過ごす屋敷の意匠及び彼らが纏う衣装が美術陣の作り込みだろうが、見応えがあり今作の重みに寄与している。
・ルイが、レスタトの血を口に含み、永遠の命を授かった瞬間の描き方も良い。
- 死ぬ積りだったのが、美しきヴァンパイア、レスタトから永遠の命を貰った瞬間の表情。
因みにブラッド・ピットは、この瞬間から不老になった。同じく、トム・クルーズも・・。-
・母親を、ペストで亡くしたクローディアを演じた幼きキルスティン・ダンストの演技も凄い。
- 子役から、後に一流女優になった事が良く分かる演技である。天才子役とは、彼女の事を言うのであろう。ー
・レスタトの血を飲んだ事で、不老の命を得たルイと、クローディア。だが、30年経っても年を取らない事に気付いたクローディアのレスタトに対する行い。
- 純な故の行動であろう。レスタトの遺骸を川に流すルイと、クローディア。だが・・。-
・最初に鑑賞した時には、分からなかったのだが、ヴァンパイヤ副支配人として興行をするアーマンドが、アントニオ・パンデラスであった事にも驚く。
- そして、彼が陰で糸を引き、クローディアに対し、行った事。ー
<ラスト、復活したレスタトを演じた耽美的なトム・クルーズの演技に魅入られ、同じくルイを演じた孤独と哀しみを秘めたブラッド・ピットの魅力も抗い難い作品。
今作は、深い哀しみを湛えた”不老のヴァンパイア”を描いた、ゴシックホラーの秀作である。>
強さと美しさを求めて。
レスタトとルイ
中学の時からずっと頭の中にレスタトとルイがいます。
公開当時中学生だった僕は、
確か、めざましテレビの映画コーナーで初めてビジュアル
を観たのだけど、
童貞の私でもレスタトとルイから発せられる色気とエロさ
を感じとったのか、
カッコ良くて痺れたのを今でも思い出します。
あれから30年近く経ちますが、
たまに観たくなります。
現代のヴァンパイアがインタビューを受ける形で
過去を振り返って行くと言う図式も面白く、
インタビュー形式だからこそ、
時間が飛んでも集中力を切らさず観る事が出来るし、
ヴァンパイア側の悲哀、永遠に生きる事の悲しみを描いてる
のも新しかった気がします。
ブラピのファンなんだけど、やはりレスタトがとても良い。
トムクルーズって大味な感じがしてたけど、
繊細でしなやかで品と色気があってレスタトは
トムクルーズでなきゃダメだったと思わせてくれます。
勝手な感想だけど、監督も脚本もトムクルーズのレスタトが
良過ぎてラストもう一度出したんじゃないか?
と思うくらいのインパクトです。
キルスティンダンストも子どものまま大人になれない
容姿を持つ、
だけど心は大人と言うヴァンパイアも凄く良かった。
また何年か後に観たくなるんだろうなと思う作品です。
イケメンすぎる吸血鬼。
内容的にも面白い。
とにかく、トムとブラピがイケメンすぎて
美しい。あんなに美しい吸血鬼に誘われたら
誘いに乗っちゃうだろう。
ちょいちょい女性の裸のシーンがあったり
エロいところがあるので、
お一人で見るのをオススメします。
今までにないヴァンパイアもの。吸血鬼にインタビューする形で、吸血...
ひゃー、美しい…
もう、少女漫画の世界がそのまんま実写化されたような、夢の共演です。
最初はトムの金髪、見慣れな過ぎて違和感ありましたが、漫画な設定なのであれはあれでありです。ただ、リバー・フェニックスが存命ならあの美しいトム様に会えないけど、やっぱりリバーも美しかったろうな…。会いたかった…
まぁ、ブラピ目当てで観たので、ブラピのシーンがいっぱいあって嬉しかったけど、こちらも観てて苦しくなるくらい、苦悩の演技は見事でした。ロン毛のブラピ、亡くなったINXSのマイケル・ハッチェンスの全盛期を彷彿とさせて、それはそれは、悲しくなるほど美しかったです。
最後のオチまで漫画w…。私は永遠になんか生きていたくないから、どんなに美しくいられようとバンパイヤなんてごめんだけど、トム様やブラピに首を吸われるなら、そりゃあ本望ですとも!
ドラキュラ映画に求める全てが入った映画
ドラキュラ伝説に挑戦した二大スター競演の耽美映画にみるジョーダン監督の多才さ
トム・クルーズ見たさで視聴。
トム様がささやく。とても魅力的に誘う。
トム様はご自分の高い声が嫌いだと何かで読んだ気がしましたが、こんなにあっている役ってないのではないでしょうか。声の大きさから発声の仕方・抑揚と、練りに練られている。
耽美な世界に誘われます。
アカデミー賞にノミネートもされると同時にラジー賞も受賞した作品。
なんでアカデミー賞受賞しなかったのかと思ったら、名作が拮抗していた年だったのね。
はじめ文句を言っていた原作者が、演技を見た途端に新聞一面を使っての謝罪広告を出し絶賛したトム様の演技。
もうふだんの役柄とは全然違っていて振りきれています。
(トム様はもともと演技派として認めらて次々に主要な監督からオファーがきて芽を出した方ですから)
萩尾望都さんの『ポーの一族』を彷彿させる耽美な世界にうっとりしていると、いきなり「狼男か?!」というような獣性が表現される。その塩梅が見事。ただのやわ男ではない。
この世の春を謳歌しているかのような様、時代が下って生きづらくなったころのやつれ感、そして…。その時々の変わりようも素晴らしい。
対して、ピット氏の演技はもう少し掘り下げてもらいたかった。表面的。
っていうか、ルイは何がしたいんだ? 目の前の状況に振り回されて考えなしに行動し、後悔。そんな矛盾を抱えているってことが”人間”てことなんだろうか。
かつ、ピット氏の演技が…。
ちょっと肉つき良すぎるんですよね。ルイは拒食して最低限しか摂食していないのに、レスタトの方が細いんだもの。ヴァンパイアになった時の姿が固定してしまうとしても…。そもそもヴァンパイアになった時って、最愛の妻子亡くして意気消沈していたんじゃなかったっけ?農園主だからガタイがいい設定なのか?
愁いを含む表情というのはわかるのだけれど、レスタトといても、クローディアといても、関係性が閉じていて、しかも一本調子。
そんなルイに、クローディアが大人の女性として恋する理由がわからない。レスタトといる方が活き活きしていた。やっぱり父を慕う延長なのか。
ラジー賞で、ワーストカップル賞を受賞したのはわかる気がする。
トム様のレスタトだけをみれば、なんでラジー賞???って怒りまくるけれど。
子役のダンスト嬢の方が繊細・複雑でしたね。体は子ども、心は大人という割には、子どものごとくしたい放題。でもその中に女が見え隠れする。怖い。
永遠の生≒永遠の孤独。永遠の葛藤・罪悪感。
命も終わらないけれど、永遠の愛も友情も、情愛もないのか。そんな悲しみ・叫びが胸に響いてくる。
そして、相手が思い通りにならないのなら、思い通りにならない相手は捨てて、新しい仲間を作ればいい。そんな短絡的な思考もまた悲しくもわびしい。
それでも、与えられた運命の中で生きていくレスタト。
選んだはずの人生の中で後悔ばかりしているルイ。それでも命を終わらせないのは元キリスト教者だからか?
脚本を追えばルイを中心とした物語。ルイが主人公なのだろう。
でも、強烈に印象に残るのはレスタトで、レスタトありきの物語。
レスタトをリバー・フェニックス氏でと原作者が望んだそうだけれど、私としてはトム様に軍配上げたい。アラン・ドロン氏をイメージしたというルイをトム様、レスタトをフェニックス氏でというならまた味わい深いものになったと思うけれど。
いつまでも愛でていたい。トム様のレスタトで続編を観たかったです。
ピット氏の演技で点数減らしたいのだけれど、減らすことができないほど、レスタトの魅力にあらがえない。なので満点。
バンデラス氏も渋く、映画の世界を彩っておられます。
(原作未読、続編映画未鑑賞)
TV企画もあるとニュースで読んだけれど、どうなったのかな。この世界観を超えられるのかしら?
豪華キャストを愛でる
こういう世界観の映画、好き
トムとブラピのファンはたまらんでしょーね。男的にも楽しめる。
キルステン・ダンスト
美しい…
全63件中、21~40件目を表示