田舎司祭の日記
劇場公開日:2021年6月4日
解説
「バルタザールどこへ行く」「スリ」など数々の名作を生んだフランスのロベール・ブレッソン監督が、1951年に手がけた長編第3作。カトリック作家ジョルジュ・ベルナノスの同名小説を原作に、聖と俗の間で葛藤する若き司祭を静謐なタッチで描き出す。北フランスの寒村に赴任した若い司祭は、身体の不調を自覚しながらも、村人たちの悩みを聞き布教と善行に励む日々を送っていた。しかし、彼の純粋な信仰への思いは村人たちとの間に次第に溝を生じさせ、事態は思わぬ方向へと展開していく。キャストには素人を起用し、音楽やカメラの動きなども含めた“演出”を削ぎ落としていく手法で、ブレッソン独自のスタイル「シネマトグラフ」を確立した作品。日本では製作から70年にわたり劇場未公開だったが、2021年6月に4Kデジタルリマスター版で劇場初公開となった。
1951年製作/115分/フランス
原題または英題:Journal d'un cure de campagne
配給:コピアポア・フィルム
劇場公開日:2021年6月4日
スタッフ・キャスト
- 監督
- ロベール・ブレッソン
- 原作
- ジョルジュ・ベルナノス
- 脚本
- ロベール・ブレッソン
- 撮影
- レオンス=アンリ・ビュレル
- 音楽
- ジャン=ジャック・グリューネンバルト
受賞歴
第12回 ベネチア国際映画祭(1951年)
受賞
国際賞 | ロベール・ブレッソン |
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