劇場公開日 1998年12月12日

「大雑把で粗めな物語」アルマゲドン Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0大雑把で粗めな物語

2013年3月3日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

興奮

総合:60点
ストーリー: 55
キャスト: 65
演出: 65
ビジュアル: 75
音楽: 70

 任務遂行のために宇宙に行くということは、高度な頭脳、体力、精神力が求められる。だから宇宙飛行士というのは超難関であり、選抜後も数年の訓練を受けた後にやっと宇宙に行ける。だがこの映画では、一般社会においても問題ばかり起こしているような人々が選ばれ、ろくな訓練もないまま人類と地球の運命を託されて宇宙に送られる。なんとも物語はいいかげんというか大味というか、どちらかというとB級に近い。もともとあまり深刻な物語にしようという意図もおそらくなかったのだろう、地球の危機という割にはのりが軽い。
 宇宙に行ってからはやはり次々に起こる厳しい試練があって、だがこれも漫画のような方法で乗り越えていく。それでもいろんな問題が絶え間なく続出するので、活劇作品としてあまり細かく考えなければそれなりに見れる。真面目な設定のことよりも、男臭い命懸けの活劇に中心が置かれている。物語はハリウッドの古典的なありきたりの展開だが、とにかく派手でアメリカ的かっこいい英雄の活躍を見てすっきりしたいという人にはいいのでは。

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Cape God