ある日どこかでのレビュー・感想・評価
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もう40年前の映画になるんだね。 当時劇場では、あまり話題にならな...
もう40年前の映画になるんだね。
当時劇場では、あまり話題にならなかったと思う。
後に、レンタルビデオが出て徐々に評価がひろがった。
私も当時、ビデオ店のオヤジに薦められて見て、大好きな映画の一本となった。
今の若い人にも是非観てもらいたい映画だと思います。
夢うつつ
こころの片隅に残る純愛物語の、クラシックな趣に染まった映画の佳編
夢でもし会えたら
現実離れしている
ストーリーに付いて行けなかった。無理があるし、2人がそこまで惹かれあった理由も見つからない。ゴーストは泣けたし感動するのに、こちらは駄目。何故だろう? 音楽はどこかで聞いたことがあり懐かしい感じがした。
タイムトラベルにも色々ある。この映画では、物理的、科学的なものは存...
タイムトラベルにも色々ある。この映画では、物理的、科学的なものは存在せず、哲学的、自己催眠を利用して過去を旅するのだ。どちらにしても現実ではあり得ないのだから、どんな手段でもいいのですが、このオリジナリティが素敵なファンタジーを創り上げています。観ているときよりも観終わってから涙が流れるほどの感動作だ。
ストーリー展開は、冒頭から淡々と静かに進み、とてもSFを感じさせるものではないし、エリーズへの一途な想いだけが二人をめぐり合わせるラブストーリー的展開なのです。爺ちゃんアーサーとアーサー坊やもキーパーソンとなっています。ラフマニノフの曲も効果的に使われて気持ちいい。そして、1912年という時代設定の雰囲気も見事に描かれ、キスシーンにも恥じらいと躊躇いがあり純愛を表現しています。何だか懐かしいような・・・
時を超えた恋愛、あなたにも起こりえるかも
パガニーニの主題による狂詩曲
総合70点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:75点 )
ピアノの独奏による美しい透明な旋律から始まり、弦楽器が入り急速に広がって壮大に盛り上がり、そして最後に静かにゆっくりと消えていく。誰が作曲した何ていう名前かも知らないけれど美しい曲があって、十数年もたってからようやくその曲の題名がわかった。ラフマニノフ作曲、パガニーニの主題による狂詩曲。
そしてその曲が使われその曲をクラシック好き以外の人にも有名にした有名な映画があるとその後知って、それからずっと見たかった作品がこれ。
時代的に恋愛が時間をかけて自由にするものではないのかもしれないが、会って幾ばくもないのに恋ではなく思いつめた純愛になっているのは違和感があった。マッケナはロビンソンに束縛され苦労もしただろうし、だから自分を変えてくれる予言の人が現れる瞬間を長い間待ち望んでいたのだろう。コリアーも最初の学生時代の不思議な出会いからホテルの写真へと繋がる過程で彼女に興味を持っていた。二人は出会う前から互いの存在を待っていた。だがその後の純愛に発展するのが早急すぎて重みがなかった。
その後の彼女がどうやって現代に生きる彼を知りたどり着いたのか、時計は結局誰が手に入れてどこから現れたのかもわからない。
だけど物語上での矛盾や説明不足な部分があっても、作品の中にはそれ以上に二人の相手に対する想いがあった。時を越えて出会った二人が、時の狭間に阻まれた哀しさが伝わってきた。パガニーニの主題による狂詩曲がそんな二人を象徴していた。
現代と過去では過去の場面のほうが赤色が強くて懐古的な色合いになっている。わざと着色するように撮影していると思ったら、現代はコダック、過去は富士と感光材を変えたことによる効果だそうで、微妙な違いだが過去の場面は古い映画の色合いのようだった。
許されない恋愛は死
始まりから凝っていると思った。おしゃべりだけが先に始まる。観ながら書くスタイルなので、どうなるのかわからないが、運命というか、縁というほうが近いのか、時空を超えてもそういう人がいるのかなと思わせるようなファンタジーなのだろうか。タイムトラベルものと恋愛ものとを合わせているのだが、恋愛のために命がけで時空を超えてしまうのは恋愛という視点から見れば壮大なファンタジーではあるが、そのために現世から子孫を残さずに、後追いのように死んでしまうのがハッピーエンドでは、こんなカップルばかりでは現世が続かなくなってしまう。やはり現世に適齢期としてある異性とのタイミングは必須なのだ。時空を超えて愛してしまうと後が続かないのである。空想として恋愛の一途さを感じようとするには気分に浸れるかも知れないが。ウィキで調べたら、現代のシーンと過去のシーンでフィルムを変えて色の印象を変えているとの事だが、言われてみれば過去の映像になるとなんだか赤っぽくなっているような気もする。調べないと気付かなかった。知らないと気付かないが出現しているという事は何事にももっとあるのかも知れない。空気も重力も言われてみればだろう。運命とか成功などもそうなんだろうか。映画音楽にしても、出典を知っているのといないのとで違うことがあるのだろう。またその進展にしても。その後の活用にしても。意地悪な面を書くのが私の個性だが、というより、現代は自由すぎて混乱するので、こうして時空を超えてまで恋愛してしまいたいような感情を持つと、男女雇用機会均等でお金が入って、世界を幾つも旅してしまいながら、独身が長くなってしまう女のような気もした。世界のどこかにはその世界のどこかでの人の生活があるのだから、旅する異邦人はひと時の幻想までで、生活には至らないのではないだろうか。過去も未来も巡っているようなフィクションなのだからだと思いたいが、出会ってすぐのストリートナンパのように二人は惹かれあってしまうのだが、女優のほうのマネージャーがそれを阻もうとするのは、むしろ幻想的出会いを戒めるモチーフという視点で私は観たくなってしまう。出会ってすぐにふたりきりの部屋で濃厚なキスの最中にドアを叩くマネージャーに止められていなかったら、二人は最後まで行ってしまっただろう。ホテルに週4回も密会を重ねた政治家と弁護士にはマネージャーの静止は無かったのである。この映画のマネージャーは悪役ではないのである。悪役に感じてしまう現代人の感覚が世界を壊してきたのであろう。そこまで恋愛主義の洗脳は強いのだ。二人を引き離したマネージャーのドアを開けて出ていったすぐあとの不憫そうな表情は相手思いのモラルだったのだ。ただ、この映画にしても時空を超えていなければ、似合いの男女で済んだとは思うが、生活のためには、子孫のためには、許されない恋愛はあるのではないか。だからこそ、現実には出来ない、そういう面でこうしたファンタジーや旅行というのは傍観者的な憧れとしては存在するのかも知れない。そして帰ってきたところに、生活や現実がまた待っているのだろう。そうでなければ、この主人公の脚本家のように死まで追いかけてしまうのだから。それに結婚してから性行為というキリスト教に対する冒涜のように、この1980年上映という時代の自由さは、映像は直接的ではないにせよ、平気で起こしている。二人が楽しく愛し合っていれば罪はないじゃないかというのが、それから40年近くも経過した今の日本人の大勢のセンスかどうかはわからないが、しかしこの映画に関しては結局は悲劇的である。楽しく愛する相性なら悲劇には終わらないだろう。1979年のコイン。これは何かを象徴しているような気さえする。許されない恋愛は死に通じなければならないというのは、夏目漱石にしても、太宰治にしても、離れられない側面だった。現在はもう神仏というような得たいの知れないところからかけ離れてしまい、世間への風当たりからだけの隠し事にはしているが、平気でやっているのだろう。そこには愛欲と肉欲と性欲が優先した、みさかいない物体が二つ重なっているだけである。かろうじて梅毒などの性病が死を思い起こさせるが、HIVウイルスにしても、不治と言われたエイズの手前で、生きるだけの克服はできたような噂が医学の進歩だと言われるが、そこまでしてまで薄いゴムを売りたいのか、いったい子供という宝に対する意識はどこにあるのか、配偶者への裏切りを辛いと思わないかなど、得たいの知れない、モラルを逸脱するとひどい事になる何かは無いと思わせておいて実は有るのではないか。そうでなければ文学の優秀頭脳たちが許されない恋愛を死に向かう悲劇だとあれほどまで残してこなかったのではないのか。そして許されない事のない愛情はその二人の子供たちとともに、現世で祝福されて続くのであるから。
時計
penny...
タイムスリップして恋を成就させるという物語。
大掛かりなタイムマシーンが登場する訳でもなく、潜在意識に行きたい時代を信じ込ませるという方法。
運命的な出逢いと夢のような奇跡。
愛する人と一緒に歳を取れない切なさ。
Eliseは最期にRichardに会えて良かった…。
美男美女がRenoirの絵画に現れたかのような美しい舞台@the Grand Hotel Mackinac Island, Michigan.
C. Plummerも渋くてかっこ良かったです。
300作目はこれと決めていました。世界的にファンを持つ隠れた超名作...
300作目はこれと決めていました。世界的にファンを持つ隠れた超名作。
一目惚れってありますよね。
それが運命の人だったら。
そしてそれが時を超越したものであったとしたら。
SFであり、ファンタジーであり、そして壮大な恋愛映画でもあります。こんな素敵な作品は他にありません。
ヒロイン、ジェーン・シーモアが抜群に美しい。学生時代の我が女神に似ているという私的事情もあり、主人公リチャードと共に私も恋に落ちてしまいました。そして彼女に時代を越えて会いに行くなんて、なんてロマンチック。さあ二人の恋の行方は。
ラフマニノフの音楽もこの映画にぴたりと調和してなんと心地よく響くことか。
個人的な偏愛もありますが、この隠れた名作、世界的ファンクラブがあったり、ロケ地では毎年のようにイベントが開かれたりと今に至るまで色褪せぬ作品。
なんと5月10日にBS放送される予定。それより先に何としてもこのレビューを書きたかった。なんとか、間に合いました。
どうかこの名作、ぜひご覧ください。
これが本当の愛なんですかね?
ラフマニノフのラプソディ♬
せつない
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