アリス(1988)

ALLTIME BEST

劇場公開日:1989年7月23日

解説・あらすじ

チェコスロバキアの鬼才アニメーション作家ヤン・シュバンクマイエルの長編第1作。ルイス・キャロルの小説「不思議の国のアリス」を原作に、実写とストップモーションアニメを融合させたシュールでグロテスクな独自の世界観で描き出す。散らかった部屋で退屈な時間を過ごしていた少女アリスは、人形で“アリス”ごっこを始める。すると突然、ガラスケースの中に飾られていた白ウサギの剥製が動き出す。懐中時計を見て慌てている様子のウサギは、机の引き出しの中へと消えていく。アリスはその後を追い、いつしか奇妙な世界へと迷い込んでいく。

1988年製作/85分/スイス
原題または英題:Alice
配給:ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画
劇場公開日:1989年7月23日

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(C)CONDOR FEATURES. Zurich/Switzerland. 1988

映画レビュー

3.5 【今は無きチェコスロバキアのヤン・シュヴァンクマイエル監督による、実写と人形アニメーションをミックスさせた可なりシュールな不思議の国のアリス。チビッ子はこの映画を観て喜ぶのかなあ。】

2025年10月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

驚く

■部屋の中、ひとりで藁で作られた人形で“アリスごっこ”を始めるアリス。
 すると突然ガラスケースに収められたウサギの剥製が動き出し、懐中時計を見ると慌てたように駆けていく。
 アリスも急いでウサギの後を追いかけ、ウサギが入って行った机の引き出しに入ると、そこはトランプのハートの王や女王が居る不思議の国にたどり着いていた。

◆感想

・全く知らなかったが、ヤン・シュヴァンクマイエル監督は、今や分割されて無き国となっているチェコスロバキアの、アートアニメーション界の巨匠だった方だそうである。
 更には、シュールレアリストとしても、有名だった方だそうで、成程、今作は非情にシュールである。

・ヤン・シュヴァンクマイエル監督は、映画監督ではなく映像作家と言う位置づけにあった方でもあるそうである。

<今作は、どことなく、不気味な雰囲気も漂っているのは、制作時1988年のチェコスロバキアの国の情勢も影響しているのかなと思った、実写と人形アニメーションをミックスさせた可なりシュールな不思議の国のアリスである。
 チビッ子はこの映画を観て喜ぶのかなあ、とも思った作品である。>

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NOBU

4.0 このアリス、肝が座ってる……

2025年8月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ヤン・シュヴァンクマイエル レトロスペクティヴ2025@シアターイメージフォーラム:7作品中1作目💜

幼少期の思い出の深さからとにかくアリスへの想い入れが強い自分にとって大好きなシュヴァンクマイエル監督がアリスを題材に取り上げてくれたのは本当に嬉しい🌀考えてみればヘンテコなお話とヘンテコな映像表現だから当然の組み合わせ。それでもやっぱり嬉しさが止まらない❤ ❤ ❤

ベースは不思議の国のアリスそのものなんだけど、随所にシュヴァンクマイエル節が散りばめられててワクワクが止まらない☺ワクワクはするけどゾワゾワする描写も多数あり。インクとか飲んだらダメでしょー💦オイルサーディンの缶詰らしき物の中で見つけたオイル塗れの鍵。なんでソレ舐めようと思った??ww

(箇条書き👇️)
・アリス役の少女が美しすぎる
・小さくなった時のアリス人形がどう見ても夏川結衣
・ピンクフラミンゴが鶏って鳥ならなんでもいいのかー?
・まち針のハリネズミは可愛すぎる
・とにかくこの作品はウサギが悪すぎる

最後の台詞がイミコワ過ぎる💀

1988年製作
シュヴァちゃん長編1作目

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らまんば

5.0 原題のNěco z Alenkyはチェコ語で「アリスの何か」を意味する

2025年8月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

ドキドキ

カワイイ

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ゆっき

3.5 夢うつつ

2023年10月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

空想なのか現実なのかというあわいの世界を、実写とストップモーションの同居によって表現する。食べ物の描写が印象的で、頭の上で調理されるお米の入ったごった煮みたいなのとクッキーがおいしそうだった。

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ouosou