アメリカン・ポップのレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
1980年製作のラルフ・バクシ監督作品。
バクシといえばロトスコープアニメーション。
19世紀末。東欧からの米国へ移民してきたユダヤ人一家の少年。
キャバレーでのビラ撒きの職を得て、その後、舞台での道化の役をするようになる。
成長して、酒場の歌姫と結婚。
子どもをもうけるが・・・
といった物語で、19世紀末から1970年代末までの米国史をロトスコープアニメで描く超絶のアニメーション作品。
音楽の系譜を辿りつつ、米国のダークな暴力史を大胆に描く。
最終的には、4代に渡る家族の物語としても収れんしていく。
冒頭を含め、随所にニュース映像等も織り交ぜることでリアリティを補強している。
説明を省いての息を呑むほどの速さは、説明過多な映画を観ていると、頭がくらくら、めまいがするほどの凄まじさです。
『フリッツ・ザ・キャット』も観てみたいな。
タイトルなし(ネタバレ)
第二次世界大戦が
『シング・シング・シング』で、
『アズ・タイム・ゴーズ・バイ』の間に
『リリー・マルレーン』
『ハービー・ハンコック』
『カンタロープ・アイランド』だと思うが。
デイブ・ブルーベック『テイク・ファイブ』
アート・ブレイキー 『モーニン』
「Peter, Paul & Mary」で
『This Train』
「夢のカリフォルニア」
ジェファーソン・エアプレインの
「Somebody To Love」
「ジミ・ヘンドリックス
Purple Haze」
ジャニス・ジョップリンの
「Summertime」
そして
『アズ・タイム・ゴーズ・バイ』で親子は分かれる。
「プリティ・ヴェイカント」
セックス・ピストルズ
「Night Moves」
Bob Seger
なんだけど。
ざっと、約百年のアメリカンポップで、すべて『メード・イン・アメリカ』の大衆曲。だから、ビートルズは出て来ない。し、完全にこの演出家の好み。だろうね。
がしかし、彼はどうやら、パレスチナ領ハイファのクリムチャク系ユダヤ人のアニメーターの方の様だ。大変に複雑な民族でウクライナ、ロシアの血を受け継ぐユダヤ人。このアニメの最初にコサックから逃げ惑うロシアの民が出てくるが、「エイゼンシュタイン」の「戦艦ポチョムキン」の場面をリスペクトしている。
ロトスコープ・アニメーションと言えば、白◯姫。初期のディズニ◯アニメ。
『ルシーイン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイヤモンド』みたいになればね。
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