アドベンチャーファミリー
劇場公開日:1977年2月19日
解説
ロスアンゼルスからロッキーの山里へ移住した一家の大自然の中での生活を描く。製作・原作(二見書房刊) はアーサー・R・ダブス、監督・脚本はスチュアート・ラフィル、撮影はジェラルド・アルカン、音楽はジェーン・カウァー、ダグラス・ラッキーが各々担当。出演はロバート・ローガン、スーザン・ショウ、ホリー・ホルムズなど。本国公開原題は The Adventures of the Wilderness Family。
1976年製作/アメリカ
原題または英題:Adventure Family (The Adventure of the Wilderness Family)
配給:東宝東和
劇場公開日:1977年2月19日
ストーリー
大都会ロスアンゼルスで働くスキップ(ロバート・ローガン)は、娘の健康を考え、ロッキーの山中に移住する。山での生活はスキップの夢だったし、息子達にも大自然の中ですくすくと成長してほしかったからだ。はてしなく広がるロッキーの大自然、人里離れた生活が始まった。すまいは古い小屋、ここはアライグマの遊び場となってい、一家で寝起きするには狭いので、スキップは増築にとりかかった。ある日、スキップとトビー(ヘイム・ラーセン)は親グマをなくした子グマを連れて帰り、家族のメンバーに加えた。新しい家が完成した日、町から初めての郵便が飛行機より投下された。友人からの手紙、学校からの教科書。ひさしぶりの都会の匂いだ。ピクニックなどの楽しい日々、40キロ離れたところのブーマー爺さん(ジョージ・B・フラワー)は、凶暴な人喰いグマがいるからと忠告してくれた。数日後、彼の言葉通り、人喰いグマが現われた。母親のパット(スーザン・ショウ)と子供のジェニー(ホリー・ホルムズ)は命からがら逃げてきた。スキップが家に帰った時には、ジェニーが42度に近い高熱を出していた。ふもとの町へ通信機で医者を呼ぼうとしたが、あいにく通信機は故障。スキップはカヌーで川を下るが、天候が急転し、強風と濁流が、カヌーを奔流に呑みこむ。一方、嵐の中の山の一軒家では、家族が不安な一夜をすごしていた。そこへあの人喰いグマがやって来たのだ。窓をブチ破り、戸を壊しながら、家族を襲う。ライフルをかまえるパット。だが、そこへ以前一家でピクニックにいった時知りあった人なつっこいクマ、サンプソンがあらわれたのだ。嵐夜の中のクマの一騎打ち。サンプソンが勝った。恐ろしい一夜があけ、朝日がさんさんと降りそそぎはじめると、ジェニーの熱も下がり、スキップも医者と共に戻ってきた。たしかに自然の中は美しいが、きびしい。スキップは家族のため、都会へもどるかどうか悩んだ。だが、パットは笑い顔でみんなに語りかけた。『さあ、みんなで家の掃除よ! 』。空はもう秋だった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- スチュワート・ラフィル
- 脚本
- スチュワート・ラフィル
- 原作
- アーサー・R・ダブス
- 製作
- アーサー・R・ダブス
- 撮影
- ジェラルド・アルカン
- 音楽
- ジーン・カウアー
- ダグラス・ラッキー
- 編集
- バート・ラヴィット
- 字幕
- 清水俊二