明日に処刑を…

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解説

30年代不況期のアメリカを舞台に、貨車(ボックス・カー)で渡り歩いたホーボーと呼ばれる浮浪者の1人である娘とアナーキストの青年が、列車強盗をくり広げる、という実話の映画化。製作はロジャー・コーマン、監督は「タクシー・ドライバー」のマーティン・スコセッシ、脚本はジョイス・フーパー・コリントンとジョン・ウィリアムス・コリントン、撮影はジョン・スティーブンス、音楽はギブ・グウィルボーとサド・マックスウェルが各々担当。出演はバーバラ・ハーシー、デイヴィッド・キャラダイン、バリー・プリマス、バーニー・ケーシー、ジョン・キャラディン、ヴィクター・アルゴ、デイヴィッド・R・オスターアウト、アン・モーレル、ハリー・ノーサップなど。

1972年製作/アメリカ
原題:Boxcar Bertha
配給:日本ヘラルド映画

ストーリー

1930年代の不況期のアメリカ。アーカンサスの貧しい農夫の娘バーサ(バーバラ・ハーシー)は、父が事故死したために、家を出て貨車に乗って、町から町へと渡り歩いた。そんなある日、バーサはアナーキストのビル(デイヴィッド・キャラダイン)と知り合い、共に心惹かれた2人は結ばれる。だが、翌朝ビルは5ドル札を残して、どこへともなく去っていった。やがて、バーサは街頭博奕で知り合ったレーク(バリー・プリマス)とコンビを組んで、イカサマ博奕の旅を続けているうちに、ビルと再会する。しかしビルとレークが治安官に逮捕され、投獄される。監獄には黒人のヴォン(バーニー・ケーシー)が捕えられていたが、獄内での人種偏見は激しく、反抗的な囚人は次々と惨殺された。ヴォンとビルとレークは線路工事をしている時、バーサの助けで脱出に成功する。それからは、4人は組んで列車強盗をやり、富豪たちから宝石や金銭をまきあげる。この4人組の列車強盗に対して知事(ジョン・キャラディン)は、いかなる手段でも捕えろと部下に厳命する。ある日、4人はその知事の列車に乗り込み、知事を監禁して身代金を要求するが、護衛隊に包囲されてレークは射殺され、バーサはビルとヴォンと離れ離れになってしまう。ニューオーリンズに流れたバーサは、生きるために売春婦に身を堕とす。それから数カ月。バーサは思いもかけずヴォンと再会する。ヴォンは彼女にビルの隠れ家を教え、いまでも彼がバーサを愛していることを告げる。バーサはビルの隠れ家で彼の胸に顔を埋めるが、すでに隠れ家は知事と彼の部下に包囲され、ビルは激しい銃弾を浴びる。彼らはまだ虫の息があるビルを貨車の引き戸に磔にし、手には釘を打ちつける。その時、ヴォンがすさまじい勢いで銃を射ちながら突進し、知事たちを皆殺しにする。やがて、貨車は息絶えたビルの死体をつけたまま、静かに動き出す。バーサは泣きながら、貨車の後を追っていくのだった。

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映画レビュー

4.0スコセッシ

Rikoさん
2015年6月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

マーティン・スコセッシの長編デビュー作!1972年の映画だし、どんな映画だろうとなんとなく見始めたけど、不思議な魅力に引き込まれて最後まで観てしまった。
バーサ…なんか見たことあるなーと思ってたら、『ブラックスワン』のおかーさんだわ!とか、ビルは『キル・ビル』のビルだ!とかいろんな俳優の若き日の姿見ることができたのも面白かった。
『最後の誘惑』を思わせるようなシーンやラスト…とにかく釘付けになって観てしまう作品。改めて、スコセッシ監督は天才だなと思った。

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Riko
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