アザー・ピープルズ・マネー

劇場公開日:

解説

熾烈なマネー・ゲームと恋の駆け引きを織り混ぜたコメディ。監督・製作は「月の輝く夜に」のノーマン・ジュイソン、共同製作にリック・キドニー、エグゼクティヴ・プロデューサーはエレン・M・クラスとダヴィーナ・ベリング、ジェリー・スターナーのオフ・ブロードウェイの人気舞台劇をアルヴィン・サージェントが脚色、撮影は「ブレイズ」のハスケル・ウェクスラー、音楽は「あなたに恋のリフレイン」のデイヴィッド・ニューマンが担当。

1991年製作/アメリカ
原題または英題:Other People's Money
配給:ワーナー・ブラザース
劇場公開日:1992年2月11日

ストーリー

ミスとは無縁のコンピュータ「カルメン」を操っていた企業乗っ取り屋のラリー(ダニー・デヴィート)は、またしても新しいターゲットを見つけ出した。それは負債ゼロ、創業81年の優良企業『ニューイングランド電信電話株式会社』で、ラリーはいつもの調子で成功の報告を待つばかりだった。ところが決して妥協を許さない会長のアンドリュー・ジョーゲンソン、通称ジョーギー(グレゴリー・ペック)がそうはさせまいと立ち上がった。恐ろしいほど守りが固いジョーギーのアシスタント兼恋人のビー・サリヴァン(パイパー・ローリー)や、ジョーギーの後継者であり突然立ち込めた暗雲におののく社長のウィリアム(ディーン・ジョーンズ)もラリーの前に立ちはだかる障害となった。またビーの娘でニューヨークで働く美人弁護士ケイト・サリヴァン(ペネロープ・アン・ミラー)もラリーにとっては魅力的な手ごわい相手。ケイトを自分と対等に渡り合える敵であると睨んだラリーは、以後マネー・ゲームに恋のゲームにと闘いを繰り広げる。金が全ての世界で始まった真昼の決闘、清算人ラリーを迎え撃つケイト、ジョーギー、ビー、『ニューイングランド社』、町の住人たちの闘いは、住民投票の末、ラリーが勝って決着。ただし、ケイトは日本企業との取り引きを決めていたのだった。

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映画レビュー

2.0 資本主義の原理なのだから別に構わないと思うのだが、独占だけはさせ...

2018年10月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 資本主義の原理なのだから別に構わないと思うのだが、独占だけはさせたくない心理や社会的道義を感じるのだろうか?スケベなオヤジだから嫌悪感を抱くだけじゃ意味がない。巨大化したマネーゲームそのものを風刺した内容になっているので、平和と自由を尊重する根底には汚い株取引があることを知ることが重要なのでしょうね。

 設定なんかは面白い。しかしオフ・ブロードウェイの劇が原作だというのに、映画化してもドラマの枠を超えていない。もっと緊張感を醸し出す工夫をしてほしかった。終わり方もこんなんでいいのか?とちょっとがっかりです。

 コンピュータにカルメンと名前を付けるところなんかは好きだなぁ・・・グレゴリー・ペックも頑張っていて良かった。

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kossy

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