赤ちゃんのおでかけ
劇場公開日:1995年3月4日
解説
富豪一家の赤ん坊を誘拐したドジな3人組の犯人が、1歳の坊やにきりきり舞いさせられる騒動を描いたアドベンチャー・コメディ。カートゥーン調のギャグと、赤ちゃんをめぐるスリルとスペクタクルが見どころ。製作・脚本は「ホーム・アローン」2部作をはじめとするキッズ・コメディに定評のあるジョン・ヒューズで、監督には特殊効果マン出身で本作が2作目のパトリック・リード・ジョンソンが当たった。製作はヒューズと「ホーム・アローン2」のリチャード・ヴェイン、エグゼクティヴ・プロデューサーは「34丁目の奇跡(1994)」のウィリアム・ライアン。撮影は「わんぱくデニス」のトーマス・アッカーマン、音楽は「34丁目の奇跡(1994)」のブルース・ブロートン、美術は「カーリー・スー」のダグ・クレイナー、第2班監督兼スタント・コーディネーターのフレディ・ハリスと、ヒューズ作品の常連スタッフが結集。「バットマン リターンズ」のマイケル・フィンクが視覚効果スーパーバイザーをつとめ、ILMが特殊視覚効果を担当。劇中に登場するゴリラやメカニカル・ベイビーのデザインと製作を「狼男アメリカン」のリック・ベイカーが手がけている。また「赤ちゃんはトップレディがお好き」などテレビや映画の赤ちゃんの演技指導の第一人者、ジム・ワグナーがベイビー・コーチをつとめた。主演は撮影当時1歳だった、一卵性双生児のジェイコブとアダムのウォートン兄弟。共演は「殺人課」「ハードロック・ハイジャック」のジョー・マンティーニャ、「ルーキー」やTVシリーズ『ツイン・ピークス』のララ・フリン・ボイルら。
1994年製作/99分/アメリカ
原題または英題:Baby's Day Out
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:1995年3月4日
ストーリー
まもなく1歳の誕生日を迎える名門家の御曹司、ビンク坊やが誘拐された。犯人はエディ(ジョー・マンティーニャ)、ノルビー(ジョー・パントリアーノ)、ヴィーコ(ブライアン・ヘイリー)の3人組で、彼らは心配するパパのベニングトン(マシュー・グレイヴ)とママのラレイン(ララ・フリン・ボイル)に、500万ドルの身代金を要求する。一方、好奇心溢れる坊やは犯人たちのアジトから街に這い出していった。あわてふためいて追跡する悪漢たちたが、偶然が偶然を呼び、次から次へと予期せぬハプニングが彼らを襲う。バスに乗り、デパートを訪れたベイビーは車が行き交う横断歩道に這い出したり、動物園のゴリラの檻に潜り込んだり、あげくの果ては超高層ビルの工事現場のクレーンに乗り、目もくらむ空中に宙づりになるなど大冒険を展開。本人はいたって無邪気だが、その度に犯人たちはボロボロの有り様。FBIのグリソム捜査官(フレッド・ダルトン・トンプソン)らの大捜索隊がベイビーと犯人の足取りを追っていたが、乳母のギルバーティン(シンシア・ニクソン)は、坊やがお気に入りの絵本どおりに行動していることに気づく。絵本の最後に書かれてあった退役軍人の施設に急行してみると、案の定、そこには坊やの笑顔が。3人の誘拐犯も逮捕され、まずはめでたし。
スタッフ・キャスト
- 監督
- パトリック・リード・ジョンソン
- 脚本
- ジョン・ヒューズ
- 製作総指揮
- ウィリアム・ライアン
- 製作
- ジョン・ヒューズ
- リチャード・ベイン
- 共同製作
- ウィリアム・S・ビーズリー
- 撮影
- トーマス・アッカーマン
- 美術
- ダグ・クレイナー
- 音楽
- ブルース・ブロートン
- 編集
- デイヴィッド・ローリンズ
- 衣装デザイン
- リサ・ジェンセン
- 第2班監督
- フレディ・ハリス
- 特殊視覚効果
- インダストリアル・ライト・アンド・マジック
- ルーカス・デジタル
- 視覚効果スーパーバイザー
- マイケル・フィンク
- メカニカル効果デザイン・製作
- リック・ベイカー
- スタント・コーディネーター
- フレディ・ハリス
- 字幕
- 古田由紀子