「今こそ観返さないでどうする! 本作の価値と意義は今やあのお猿さんのようなものだ」アウトブレイク あき240さんの映画レビュー(感想・評価)
今こそ観返さないでどうする! 本作の価値と意義は今やあのお猿さんのようなものだ
現在2020年1月28日、まさに本作の世界が現実化している
1ヵ月前中国武漢で発生した新型肺炎は、日本国内で伝染を始めたとのニュースに接したところだ
アウトブレイクしたのだ
本作の舞台を米国市シダークリークから中国の武漢にすれば、本作の前半はそのまま現実だ
もしかしたら、米軍の細菌兵器という設定まで、中国軍のものであって後半まで同じになるのかも知れない
シダークリークという街は架空の街だ
なぜ人口2万6千人なのか?
それは当時のアメリカの人口の1万分の1ということ
つまりアメリカそのものの縮小版だというメッセージだ
武漢はシダークリークの人口の500倍の一千万都市だ
中国の人口10億の100分の1
その巨大都市を本当に本作同様に封鎖したのだ
恐ろしいことだ
現実も本作のようなラストシーンを迎えてくれることを祈らずにはいられない
今こそ観返さないでどうする!
本作の価値と意義は今やあのお猿さんのようなものだ
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きりんさんのコメント
2020年2月5日
フィリピンは航空機をUターンさせましたね。
そして今現在、横浜沖にクルーズ船が停められています。コロナウイルスの保菌者が隔離されてますが、3000人全員が感染する恐れもあるし大変な事態に。
映画「さすらいの航海」を思い出しました。
(1976.イギリス)
ナチスから亡命したユダヤ人のチャーター客船、
どの国もドイツの圧力や面倒を避けて入港・上陸を拒否。
結局仕方なく 船はドイツに戻り・・乗客はナチスのガス室で殺されて終わり。いたたまれなかった。
エンドロールで震えます。事実に基づく映画。