劇場公開日:1948年5月
解説
「アラビアのロレンス」の名匠デビッド・リーンがキャリア初期の1945年に手がけた名作メロドラマ。俳優・作家・演出家としても知られるノエル・カワード製作のもと、カワード作の戯曲「静物画」を映画化。中年の男女の不倫の恋を、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」の調べに乗せて描き、1946年・第1回カンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた。夫や息子と暮らす平凡な主婦ローラは、毎週木曜に近くの街へ汽車で出かけ、買い物や映画鑑賞をして楽しんでいた。ある木曜の夕方、帰りの汽車を待っていた彼女は、喫茶店で医師アレックと知り合う。その後、食堂でアレックと再会したローラは、彼もまた毎週木曜に友人の代診で街を訪れていることを知る。2人は惹かれ合い、毎週会うようになるが……。1974年にはソフィア・ローレンとリチャード・バートンの共演でテレビ映画としてリメイクされた。
1945年製作/86分/イギリス
原題または英題:Brief Encounter
劇場公開日:1948年5月
スタッフ・キャスト
- 監督
- デビッド・リーン
- 製作
- ノエル・カワード
- 原作
- ノエル・カワード
- 脚本
- ノエル・カワード
- ロナルド・ニーム
- アンソニー・ハブロック=アラン
- デビッド・リーン
- 撮影
- ロバート・クラスカー
- 音楽指揮
- ミュア・マシースン
- 音楽
- ラフマニノフ
受賞歴
第19回 アカデミー賞(1947年)
ノミネート
監督賞 | デビッド・リーン |
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女優賞 | セリア・ジョンソン |
脚色賞 | デビッド・リーン アンソニー・ハブロック=アラン ロナルド・ニーム |
第1回 カンヌ国際映画祭(1946年)
受賞
グランプリ | デビッド・リーン |
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