劇場では2004年公開の宮部みゆき原作、大林宣彦監督作「理由」を見ました。
予備知識なしに見始めたら、これは用事を片付けながら細切れに見るべき映画ではないと気づき、配信ですがイッキ見しました。脚本は大林監督と石森史郎(青春デンデケデケデケなど)。
1996年6月2日、大雨の夜、荒川区の高層マンション2025号室で殺人事件が発生した。
管理人室の資料では、殺害されたのは小糸家の一家4人である筈だったが、彼らは全く別人で、家族ですらなかった。
殺人事件の内容を関係者へのインタビュー形式で取材を進めるという視点で描かれていきます。多くの関係者の証言を積み重ねて事件の真相に近づいていきます。
最後に、もう一段引くと、それそのものが映画の撮影であったことが判明します。
とにかく登場人物(取材を受ける関係者)の数がハンパではありません。
調べてみると総勢107名とのことで、まるで役者のタカログのようで、ある種壮観でありました。
1つの殺人事件を核に大勢の関係者が連なり、大きな樹のように広がりを見せ、面白い試みだったと思います。
ラストは大林監督らしく「やり過ぎ感」がありますが、許してあげましょう。
登場する主な俳優さん達(名前と顔が分かる方のみ)
村田雄浩、渡辺裕之
柄本明、渡辺えり、寺島咲、菅井きん、大前均
ベンガル、左時枝、細山田隆人、伊藤歩、立川談志
岸部一徳、小林かおり
久本雅美、大和田伸也、松田美由紀、小林聡美、風見章子、多部未華子
石上三登志、裕木奈江
松田洋治、宝生舞
山田辰夫、風吹ジュン、赤座美代子
石橋蓮司、麿赤兒、長沢純、
綾田俊樹、根岸季衣、鈴木幸枝
古手川祐子、峰岸徹、加瀬亮
勝野洋、宮崎将、宮崎あおい
片岡鶴太郎、南田洋子
小林稔侍、並樹史朗、横山あきお
真田健一郎、入江若葉、山本晋也
木野花、島崎和歌子、柳沢慎吾、永六輔、大山のぶ代、高橋かおり
嶋田久作、角替和枝、中江有里