ゼブラーマン

劇場公開日:

解説

ひょんなことから憧れのテレビ番組のヒーローになってしまったダメ教師が、宇宙人との戦いを通し本物のヒーローとなるまでを描いたSFコメディ。監督は「許されざる者」の三池崇史。脚本は「ドラッグストア・ガール」の宮藤官九郎。撮影を「カミナリ走ル夏」の田中一成が担当している。主演は「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」の哀川翔。哀川翔主演100本記念作品。

2003年製作/114分/日本
配給:東映
劇場公開日:2004年2月14日

ストーリー

2010年、横浜市八千代区。家でも学校でもパッとしない小学校教師・市川新市の誰にも言えない愉しみ。それは、昭和53年、低視聴率の為に7話で打ち切られた幻のヒーロー番組『ゼブラーマン』の、自作のコスチュームを身に纏い夜の町をこっそり徘徊することだった。そんなある日、彼はカニの被り物をした宇宙人と遭遇、バトルを繰り広げるうちに不思議な力を身につけたことから、地球人に寄生し侵略を企む彼らと戦うハメになってしまう。こうして、奇しくもヒーローとなった新市だったが、彼は今回の事件が34年前に予見されていたことを知る。宇宙人に殺された目黒教頭が遺したゼブラーマンの台本。そこには、今目の前で起こっていることがそっくり書かれてあった。そう、実は宇宙人だった目黒教頭が仲間を裏切り、『ゼブラーマン』と言う番組を通して侵略計画を地球人に警告しようとしていたのだ。しかし、時既に遅し。遂に宇宙人の一斉侵略が始まり、教え子で新市よりゼブラーマンに詳しい晋平が捕らえられてしまった。防衛庁特殊機密調査部の及川や晋平の母・可奈の見守る中、宇宙人に戦いを挑むゼブラーマン・新市。晋平を救出した彼は、ゼブラのペガサスに変身すると、見事、宇宙人を倒し本物のヒーローとなるのであった。

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映画レビュー

3.0【”信じれば夢は叶う。そして俺の後ろに立つんじゃねえ!”冴えない小学教師が、憧れていたヒーロー”変身し”エイリアンを斃す物語。悲哀漂う哀川翔さんが格好良いです。】

2024年12月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

単純

幸せ

ー いやあ、この作品シリーズは知らなかったなあ。   資料には、宮藤官九郎さんが、映画・ビデオ主演作が100本に達する偉業を成し遂げた哀川翔さんに、オリジナルヒーロー作品である本作をプレゼントした作品だそうであるが、麻生久美子さん、古田新太さん、ウッチャンなどが友情出演している事を見ても、哀川翔さんの人柄が伺える気がする作品である。ー ■小学校教師の市川(哀川翔)は、生徒からは軽く見られ、妻(渡辺真紀子)や娘のみどり(市川由衣)からも相手にされない冴えない教師である。  そんな彼の唯一の救いは、30数年前の人気が出ずに7話で中断されたヒーロー番組『ゼブラーマン』の衣装作りやコスプレだった。  一方、街では緑の子供が生まれたり、変死体に緑の粘液がついている奇妙な事件が起こり始める。 ◆感想<Caution!内容に触れています。> ・序盤は、ハッキリ言ってウームである。市川の手作りの着ぐるみゼブラーマンもちょっと(´・ω・`)しょぼいし、哀川翔さんも、珍しく覇気がない役を演じているが、何だかそれが斬新でもあったりする。 ・車椅子の少年浅野君が転校してきて、そのお母さん(ナント、鈴木京香さん)が看護婦で、空が飛べないゼブラーマンになった市川を手当てしたりするのだが、ナント市川の夢の中で、彼女はゼブラナースとして一瞬登場するのである。  鈴木京香さん、良くあのコスチュームを着る事を、了承したなあ。ビックリ! <街がエイリアンに侵略されつつある中、甚だ頼りない防衛庁の及川(渡部篤郎)や神田(岩松了)なども登場するのだが、ほぼ何もしない。しないったら、しないのである!  そこに颯爽とバイクで登場した、ゼブラーマン。  コスチュームも”最初っから、それを着れば良いじゃん!”と突っ込みたくなるカッコいいもので、ここら辺が微妙に可笑しいのだが、何故か少し感動もしてしまうのである。  今作は、いわゆる珍品なのかもしれないが、哀川翔さんの普段のイメージとは違う役柄が、ナカナカで面白かった作品である。>

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NOBU

3.0見た。

2023年12月31日
PCから投稿
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プライア

3.5温故知新。予定調和を楽しみたくて再鑑賞です。女装で夜中にジュース買いに行った件。

2023年11月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

笑える

楽しい

単純

温故知新というほど、世間一般に絶大な好評価を得た作品ではないのですが。特撮もアクションも、特筆すべき物はなかったし。 でも、私にとっては、とても思い出深い作品なんですね。 何でか?続編の『ゼブラシティの逆襲』を先にレビュー書いてるです(笑) なっちゃいねぇなぁ…と思ったのは、初っ端にくだらない下ネタぶっ込んできたところと、無駄にお話のスケールを大げさにし過ぎちゃったところ。 米軍の関与とか、大風呂敷広げすぎだと思ったの。 まぁそこ省いちゃうと、物語のクライマックスの仕掛けの整合性が取れなくなっちゃうんだけれど。 等身大のヒーローなんだから、そのあたり別の落としどころがなかったのかなー…と思って。その件が残念だったかな。 そうそう、本作の何が魅力的かって、等身大ヒーローのサクセスストーリー活劇なのよん。 リアル世界では、Vシネマの帝王で、本作が主演100本目の冴えに冴えまくっている哀川翔が主演ですが、こちらでは、情けない父親かつ教師って設定。 このギャップも物語を楽しめた一因。どこでどう挽回してくれるのかって楽しみでした。 最初に“コスプレver.”ゼブラーマンが登場したエピソード(自販機にジュース買いに行くシーン)は、私の体験に本当にドンピシャと重なって苦笑するの。 コスプレ遊びを経て、何の因果か女装癖にまでハマっちゃった、この私。まさに同じことやってたんですね。 世を忍ぶ狩りの姿?をパージして、女装姿で夜中の自販機にジュース買いに行くとかさ(笑) それが今では、さすがにホームではないにせよ、アウェーに映画鑑賞しに行くまでになっちゃったですから。 修羅場くぐるって大変。まさに人間万事塞翁が馬。果たして幸せな意味で?それとも不幸な意味で? 本人が楽しんでいるし、人さまに迷惑かけているわけではないので、悪くはないですよね?よね! (「誰にも迷惑かけてない」って言葉、実は好きではないのですね。そんなん他人様が決めることなので) もといです。“コスプレver.”での活躍を経て、クライマックスで“覚醒ver.”に変身したところは、カタルシス大爆発だったの。 全編通して“コスプレver.”の活劇でもよかったかも?とは思いつつも。やっぱり「信じれば夢は叶う」を具現化させた❝覚醒ver.❞の登場はカッコよかったの。奇跡が起こって、空飛んで浅野さんを救ったシーンは感動したの。 鈴木京香は安定の美貌発揮しまくりだしさ。夢の中とはいえ、乙杯ぼよよよよ~ん♡のゼブラナースで登場するサービスカットもあったしさ。(乙杯は検閲引っかかりませんよね!) 多分、また後にレビュー書くつもりの『いぬやしき』もそうなんだけれど。情けない主人公の正体を、一番知ってほしい奥さんには正体が秘密のままなのが、惜しいかな?奥さんとおねえちゃんこそ、汚物でも見るかのように、あからさまな侮蔑の目を向けてましたもん。 そこまで描いちゃうと、興醒めかもしれませんが。 息子しか知らない秘密ってことを悔しく思ったのは事実。 何はともあれ、コスプレヒーロー?が真のヒーローになって、活躍の果てに報われたところは、情けないオッサンのサクセスストーリーだと思ったの。 劇中劇の『ゼブラーマン』のお話が、あまりにもリアルだったので、調べてみた過去があるの。 当然、架空設定でした。観てみたかったけれどね。 この作品ね、離婚して直後の頃に観に行ったです。なので、同時期に観に行った『スウィングガールズ』と並んで、心に残って勇気をもらえた映画なんですよね。 離婚の原因は女装癖がバレたとかではなくて(笑) 鬱の悪化で職を辞めたことが原因だったの。 女装癖に目覚めたのは、それからMuch laterのこと。何歳で女装やってるねん!って話なのですが。 それは、もっと秘密。インベーダーが地球侵略に来たって事実を伏せる級の国家機密。 劇中歌の「ゼブラーマンの歌」は水木一郎兄貴が熱唱なんですね。この歌がかっちょいいのなんの陽子。←だから!何歳よ? 「ズーンズズ、ズーンズズ、ズーンズン、ゼッ!」「群れを離れたシマウマ~が~♪東京砂漠で何思う~♪」「俺の背中に立つんじゃねぇ!」「白黒つけろ~♪」「今日がお前の命日だ~♪」とかね。 お亡くなりになられたことが、本当に惜しいです。唯一無二の歌い手でしたから。 THE HIGH-LOWSが手掛けたエンディングテーマ「日曜日よりの使者」も、劇にドンピシャとハマっていてよかったの。元々はホンダのCMソングだったらしいですね。 三池崇史監督の作品の中では、本作は微妙な扱いの作品っぽいけれど。興行収入5億円にも満たなかった作品らしいですけれど。三池監督好きなんですよ。 『十三人の刺客』は私的超名作ですから。 『インプリント~ぼっけえ、きょうてえ』は、レビュー書いていないんですが、とても怖くて面白かった作品です。 何よりも、あの『ラブパトリーナ』も担当した監督さんですから。←あのって言われてもなぁ…ですよね。 12月初っ端には『怪物の木こり』も上映ですからね。本当に楽しみにしているです。 さて、今度は当たり?それとも外れ? 毎度毎度、なっちゃいねぇレビューだなあ。

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野球十兵衛、

4.0見所は、興奮すると漏らしちゃう大杉漣!何を漏らしたのかは、渡部篤郎のみぞ知る

2022年11月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 これは大人のためのヒーローもの!ヒーローものに憧れていた少年がそのまま大人になって、疲れ切った日常にドリンク剤を与えてくれるような映画だ。衣装を自分でミシン縫いするところなんかは『スパイダーマン』を思い出しますね。前半は寒いネタが多く、どうなることかと心配したが、哀川翔の魅力が映画を引き締めてくれた。  笑える舞台・小道具が多いのも良かった。防衛庁研究室が銭湯だったり、「中性子爆弾made in USA」の文字もいい。防衛庁ネタは全部面白かったけど、ちょっと引いてしまう台詞もありましたね。「放射能戦隊アレクサンダー」ってのも面白いし、もっと見てみたい気もする。 【2004年2月映画館にて】

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kossy

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