長靴をはいた猫 80日間世界一周
劇場公開日:1976年3月20日
解説
ジュール・ベルヌの『八十日間世界一周』から題材をとり、シャルル・ペローの「長靴をはいた猫」の主人公ペロを活躍させる漫画映画。
1976年製作/69分/日本
配給:東映
劇場公開日:1976年3月20日
ストーリー
ここドンドン街のサロンでは、先程からてんやわんやの大騒ぎ。ペロが街の実力者、グルーモンと、八十日間で世界一周すると賭けをしたのである。八十日後の正午の鐘が打ち終るまでに帰ってきて、大時計の塔の上に立つこと、これが条件である。「出発!」ペロと、相棒のカバのカーター、それにネズミの親子を乗せた船が港を出た。街の人たちは、日頃威張ってばかりいるグルーモンの鼻をあかして欲しいとペロに大声援。だがグルーモンも用心深い。オオカミのガリガリ博士を派遣して徹底的な邪魔に出た。ペロたちの車をこわそうとしたり、大きな漁船を使って、ペロたちの潜水艦をのみ込んだり、三匹の殺し屋を使って襲わせたり、マンモスを組み立てて踏みつぶそうと企んだり……陸海空、あらゆるところから妨害した。その度にペロたちはピンチになるが、持前の勇気とアイデアで協力しあい、ついに世界一周し、ドンドンの上空に帰って来た。あわてたグルーモンは、先廻りして時計塔に入り込み、階段をはずしたり、時計の回転を早めたり必死の妨害。しかし、ペロたちは力を合せて切りぬけ、12時の最後の鐘を打つ前に時計塔に立った。街の人々は大喜び。これでグルーモンにおどかされることがなくなるからだ。