東京ゴッドファーザーズのレビュー・感想・評価
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赤ちゃんの周りには奇跡が集まってくるんだと思う。
ホームレス3人が赤ちゃんを拾ったことから始まる、クリスマスから大晦日にかけての奇跡の物語。
確信犯的ご都合主義です。
奇跡に次ぐ奇跡が起こります。
けど、起こったっていいじゃないか。
きっと赤ちゃんの周りには、沢山の奇跡が集まってくるんだよ!
アニメは好んでは観ないので、お勧めされなければスルーだったと思います。
てか、声優の2人(江守徹さん&梅垣義明さん)が素晴らしくて、アニメっていうのを忘れる。
でもこの3人には、幸せになって欲しいなぁ。
質のいいアニメ
クリスマスの夜に起きた奇跡。
自称元・競輪選手のギンさんとドラッグクイーンのハナ、そして家出少女のミユキの個性豊かな3人が捨て子に出会い、親探しの旅にでる。
その旅はただの親探しとはならず、それぞれの持つ過去や現在、そして未来を見つめる旅になる。
奇跡をモチーフにした映画で、その名の通り一つの命を通し様々な出会いと奇跡が起きることになる。
都合がいいと言ってしまえばそれまでだが、アニメにしてはかなりリアルで質のいい実写邦画を見た気分になった。
主役は決して見た目がいいとは言えないホームレス3人で、この選択に疑問を持たれる方も多いと思う。
しかし、ホームレスを主役にすることにより都会の明と暗がリアルに描かれ、絶妙に登場人物に憑依した感覚で鑑賞できる。
笑いもあり、ほんわかとした暖かさもありで、
また流れるベートーベン等の選曲も良く途中で飽きてくることもない。
ジブリのような高質なアニメで、今後の作品に期待したかった分、今監督の逝去は本当に残念で仕方ない。
また年末に鑑賞したい一本である。
テンポがよくて
設定が暗くて、最初は昭和初期の設定な、のかと思いました(^^;;教会で説教、配給とか、みゆきちゃんの歳でホームレスとかあり得なくて、戦後か反対に近未来で貧しい感じになっちゃった世界なんだと思ってしまいました。
でも携帯持ってる人いたし、今なのねっていう、、
地味だなーと思っていたら、赤ちゃん拾ってからドタバタで、テンポよくて、作品に魅入ってしまいました。
最後はなちゃんだけ心配ですが、ハッピーエンドなのかな(*^^*)
あったかいんだぁ
ホームレス、捨て子とかかなりヘビーになりがちなテーマだけど、愉快でとても表情豊かな主人公3人のドタバタ珍道中って感じに仕上がってて、温かくなる。
終盤にかけてそれこそ奇跡が重なるけど、そこまで違和感を持たずにサクッと最後まで観れたので、良かったっす。
ミユキが服脱ぐと意外とデブなのも良い。
泣いて笑って
泣いて笑って忙しかったです。
主人公の3人がとても良かった。
物語が進むごとに、赤ちゃんや3人の今までが上手に見えてくる。
真っ黒な現代社会の悲しさも含みつつ、人の繋がりっていいなあって思う作品です。
それにしても、オカマの動作、口調がすごく繊細で上手いです。
テンポの良さが楽しい作品。
テレビで何度か見ていることもあるのですが、改めて見ていて。
OPの流れもかっこいいのですが、何より話のテンポの良さや、様々なところに散りばめられたセリフやモノが後々つながっていく様は気持ちがいい。
終盤のミユキの成長を表す演出となるシーン。
「あーうまいなぁ」と思いながら、ラストに繋がります。
こんな素晴らしいアニメこそ、海外に誇れる日本のアニメ文化であり、そしてアニメにとらわれずそれは映画や演劇にも通じるものがあるのではないかと、思う。
今敏監督の新作がもう見ることが出来ないとなると、切ないなぁと思いつつ鑑賞。
イロイロなところにある、様々な小ネタや伏線となる小道具、仕草を見ていると、何度でも楽しめる作品だと思います。
テンポのよい展開に、笑ったり、泣いたり、感動したり。内容もアニメも、本当に素晴らしい。
「ワガシネマ」、
今回ご紹介するのは、
映画「東京ゴッドファーザーズ」。
2003年公開された日本映画です。
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ギンちゃん(自称・元競輪選手)、ハナちゃん(元ドラァグ・クイーン)、
ミユキ(家出少女)。
新宿の公園で、ホームレスとして、クリスマスイブを迎えていた。
3人ともホームレス歴は長く、この日も、いつもと変わらぬ夜が、
過ぎ去っていくかのように思えた。
ハナちゃんの提案でゴミ捨て場にクリスマス・プレゼントを探しに
出かけた3人の耳に、赤ちゃんの泣き声が。
見捨てることができず、赤ちゃんに「清子」と名付け、自分で育てると
言い張るハナちゃんを説得し、3人は清子の実の親探しに出かける。
その行く先々で、騒動が巻き起こる。が、その騒動一つひとつが、
人と人とを結びつけるドラマにつながっていく。
何も話さない1人の赤ちゃんによって、その一つひとつの騒動は、
やがて奇跡へとつながっていく。
幾度か繰り返されるどんでん返し。最後は、感動と驚きの結末が、
待っている。
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登場人物一人ひとりに、それぞれ人に言えない過去があり、また
人に言えない苦しみがありました。
3人とも、ホームレス歴が長いのに、そのそれぞれの境遇については、
この赤ちゃんが登場するまでは全く知りもせず知ろうともしません。
赤ちゃんの親を探す中、様々な事件に巻き込まれ、また様々な出来事に
遭遇します。
その一つひとつの出来事に、それぞれにとってのつながりがあり、
偶然ではありながらも、必然のことだったようにも思えます。
そんな出来事に彼らをつなげたのは、一人の赤ちゃん。
映画ではありますが、人のつながりによって、それぞれが生きている
証をつかんでいく構成が素晴らしいと感じました。
泣いたり、笑ったりを繰り返し、最後の終わり方に、感動を覚えて、
終了しました。
アニメも、とても素晴らしい。人の表情、街並み、きれいに描かれて
います。
何よりも、赤ちゃんの仕草、表情がとても素敵でした。
日本のアニメは世界に誇ることのできる文化だなと、
改めて確信!
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