Rodeo Drive ロデオドライブ

劇場公開日:

解説

写真家・加納典明の長男、加納周典の劇場映画デビュー作。しがない探偵が巻き込まれる悪夢のような出来事をスラップスティック調に描く。

2003年製作/日本
配給:ケイエスエス
劇場公開日:2003年6月14日

ストーリー

興信所勤めのしがない探偵・ミノル(佐伯太輔)は、家出娘カナ(中村優子)の捜索を依頼される。カナの父親(中丸新将)はヤクザの親分、トラブっては大変と神妙に仕事に取りかかるミノルだが、気配りに異様な執着をみせるハラダ(松田賢二)が、用心棒としてくっついてくる。カナは案外簡単に見つけることができたが、気の強い彼女はミノルたちの言うことなどてんで聞かず、ミノルをボコボコにする。逆上したハラダはカナを気絶させ、ミノルはハラダとカナを連れて愛車で逃亡する羽目に。カナの友人ナツキ(清水あき)がそれを追う。一方、ミノルのチンピラ仲間でヤク中のケン(北村一輝)は、街金のトミー(松重豊)に莫大な借金を負っていた。取立て屋サエキ(正木蒼ニ)がケンを訪れ、少しでも借金を回収しようと懸命に説得するが、ケンは訳の分からないなり理論をまくしたてて煙に巻く。行動も思考も支離滅裂なケンと、逃亡中のミノルは運悪く出くわしてしまう。ほかにあてもなく、気絶したカナを連れてケンの元に転がり込むミノルとハラダ。しかし、ケンは2人が目を離したすきに、カナをレイプしてしまう!! ミノルは事態の悪化ぶりにぶち切れ寸前。全てを警察に話すと息巻くが、ケンの一撃で呆気なく気絶してしまう。そしてそのとき、ケンの脳裏にある計画が浮かび、彼はハラダとともに部屋を後にするのであった。そこにやってきたのが、自ら借金を取り立てにやってきたトミー。気がついたカナはトミーに助けを求めるが、その傲慢な態度にぶち切れたトミーは彼女を殴り倒して去ってしまう。一方、ケンはカナを誘拐し、父親であるヤクザの親分から身代金をせしめようとしていた。ハラダは受取り場所に向かうが、カナが車から飛び降りてしまう。助けようと追ってきたナツキの車はカナを避けられず……。そこへ、ケンのおかげでトミーに殴られヤケっぱちになったサエキが、ある物を持って通りかかる。いっぽうナツキから助けを求められたカナの恋人マオ(須田真魚)は、救出に向かう途中で警官に犯人と間違われ、しつこく追いかけ回される。偶然大金を手に入れたハラダが戻ってくると、そこにはケンに拳銃を向けるミノルの姿が。そこへマオと警官も駆け込んでくる。そしてさらに借金の取立てにきたトミーも巻き込んで、事態はもはや収束不可能に! はたして、最後に笑うのは!

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