「2025年は2月3月と紀州に二度足を運び、熊野古道中辺路・小辺路を...」路地へ 中上健次の残したフィルム Noriさんの映画レビュー(感想・評価)
2025年は2月3月と紀州に二度足を運び、熊野古道中辺路・小辺路を...
2025年は2月3月と紀州に二度足を運び、熊野古道中辺路・小辺路を踏破した。ただひたすらに歩いていたかった、それだけだったのだが。
熊野三山のお膝下として新宮は君臨しているけれど、海に面しているもののどん詰まり感は否めない。本作は26年前に制作された作品だが、26年経った今とさほど風景が変わっている訳でもない。今も、そして、これからも、取り残され続けていく土地なのではないか、と思う。それがいいのか悪いのか、どちらとも取れると思うが。
中上健次にさほど思い入れがないため、朗読された言の葉にもそれほど心動かされなかったが、変わらずそこにある、地方の一風景を確認することができたのは良かったと思う。
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