路地へ 中上健次の残したフィルム
劇場公開日:2001年8月11日
解説
作家・中上健次が小説の舞台とした路地を、映像作家・井土紀州が訪ねる長篇ドキュメンタリー。監督・構成は「EUREKA」の青山真治。撮影を「SELF AND OTHERS」の田村正毅が担当している。2001年8月4日より大阪・扇町ミュージアムスクエアにて先行上映。一部16ミリからのブローアップ。
2001年製作/64分/日本
配給:スローラーナー
劇場公開日:2001年8月11日
ストーリー
被差別部落出身で、その場所を路地と呼び、そこを舞台とした作品を書き続けた作家・中上健次は、1978年から始まった地区改良事業によって消えゆく路地の最期の姿を16ミリフィルムに記録していた。92年、中上健次死去。それから7年目の夏、映像作家・井土紀州は彼の生まれ故郷である紀州・新宮市に、彼の小説を携え、その舞台に選んだ場所を旅して行く。