SELF AND OTHERS

劇場公開日:

SELF AND OTHERS

解説

36歳という若さで亡くなった写真家、牛腸茂雄の世界を、様々な視点から見つめる短篇ドキュメンタリー。監督は「まひるのほし」の佐藤真。撮影を「EUREKA」の田村正毅が担当している。16ミリ。

2001年製作/53分/日本
配給:カサマフィルム=ユーロスペース
劇場公開日:2001年4月28日

ストーリー

牛腸茂雄という写真家がいた。1946年11月2日、新潟県加茂市穀町に生まれた彼は、3歳で胸椎カリエスを患い、36歳でこの世を去るまでの間に、『SELF AND OTHERS』を初めとする3冊の写真集を自費出版している。映画は、人間を撮ることに想いをかけた彼の表現世界を、撮影地や彼が残した写真や手記、手紙、草稿などと照らし合わせながら見つめ直していく。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
製作
堀越謙三
撮影
たむらまさき
音楽
経麻朗
録音
菊池信之
編集
宮城重夫
助監督
吉田賢一
スチール
三浦和人
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(C)牛腸茂雄

映画レビュー

 ジワジワ来る

2024年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 幼い頃に患った脊椎カリエスで長年寝たきりになりながらも、長じてカメラの魅力に目覚めその道に進んだものの、1983年に36歳で亡くなったカメラマン牛腸茂雄(ごちょうしげお)さんを追ったドキュメンタリーです。こんなカメラマンがおられたのも知らなかったし、そもそも名前を何とお読みすればよいのかすら分かりませんでした。

 氏の作品を紹介し半生を追いながら、その写真の向こうに監督自身の影がチラリチラリと見える気がします。

 「自分は雑誌向きでない。個展ももういい。写真集に傾注したい」

と言い切る覚悟が凄まじいな。「何度も観ているとジワジワ来る写真」を目指す彼にはそれが唯一の道だったのでしょう。被写体の人々がみなさんカメラを見つめているこの写真集を観たいな。

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