劇場公開日 2001年2月3日

「随分と安い馬鹿な喜劇になっていた」溺れる魚 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0随分と安い馬鹿な喜劇になっていた

2013年3月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

総合:35点
ストーリー: 35
キャスト: 65
演出: 30
ビジュアル: 65
音楽: 65

 原作は暴力を全面に出したグロいほど残酷なハードボイルド作品である。別に映画は常に原作通りに構成されるべきだと言うつもりはない。原作と異なる作品になっていても、映画が映画として面白ければそれで良いと思うが、残念ながら面白いと思える作品では到底なかった。それにしても何故ここまで馬鹿で下品な三流喜劇にしなければならなかったのだろうと、疑問に思わずにはいられない。これを作った人は何を考えてここまで原作の雰囲気を変えて馬鹿路線を突っ走ることにしたのか、また原作をこんなにされて、これを見た原作者は正直なところいったいどう思ったのか、是非とも聞いてみたいものだ。

 登場人物には演技の決まっている人もいればそうでない人もいる。作品自体はかなりの期待外れだったが、有名な出演者も何人か出ているので、そういうところに楽しみを見出すのが無難か。

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Cape God