ローカルニュース

劇場公開日:

解説

地方テレビ局のニュース番組のスタッフの、まったくやる気のないロケ取材の様子をコミカルに描く業界コメディ。監督は自主映画界出身で伊丹十三、崔洋一の助監督を経て、本作で劇場デビューの中村義洋。出演は構成作家の細川徹。16ミリ。

1999年製作/65分/日本
配給:オムロピクチャーズ
劇場公開日:1999年3月20日

ストーリー

地方のテレビ局のある番組内には、「文鳥が言葉を喋った!?」、「凧上げ名人、限界に挑戦!」などの企画ニュースのコーナーがある。ある日、ディレクターの中川は「逆立ちダイエット」の取材で現場へ行く。スタッフは、草野球をする予定だった休日を返上して野球のユニフォームのままやってきた仕事意欲のまったくないカメラマン・金田と、アフロヘアーの新人アルバイト・糸井。仕事をてきぱきとこなす中川と彼らはなんとなくしっくりいかないまま取材を始めるが、レポーターは無断欠勤、金田と糸井は少し目をはなすと遊び始める始末で、とうとう中川の堪忍袋の緒は切れる。そんな3人が、「現代に生きる忍者たち」の取材で再びトリオを組むことに。現場の“忍者の里”に着くや、金田と糸井は好き勝手なことをやり始め、おまけに取材対象の“忍者”たちの忍術は、どれも怪しいものばかり。さすがの中川も半ばあきらめ状態となり、撤収しようかというとき、資料館で“籠龍沓(頭にかぶれば自在に呼吸ができるという蛇腹式の潜水具)”を見つける。忍者の頭目に尋ねると、今でも使用可能だという。気を取り直して取材にとりかかろうとすると、その頭目が車に撥ねられ、またもや取材中断に。中川と金田は撮影のやり方で口論となり、険悪なムードになる。取材の収集をつけるために、糸井が“籠龍沓”を実際に着けて水の中に潜ることになる。他の忍者たちが心配そうな顔で見守る中、池に潜った糸井は溺れてしまう。翌日、現地で一泊した中川たちは、一足先に帰った藤村さんが生出演している朝のニュース番組を見ながら、次の取材の計画を立てるのだった。

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