黒い下着の女 雷魚

劇場公開日:

解説

それぞれに暗い過去を背負い、生きながら死んでいるかのような人生を送っている男女がたどる苛酷な運命を描いた愛憎ドラマ。監督は「KOKKURI こっくりさん」の瀬々敬久。脚本は「KOKKURI こっくりさん」の井土紀州と瀬々の共同。撮影を「禁じられた情事 不倫妻太股びらき」の斉藤幸一が担当している。主演は新人の佐倉萌と、「赤い犯行 夢の後始末」の伊藤猛。R指定。

1997年製作/75分/R/日本
配給:国映=新東宝
劇場公開日:1997年5月31日

ストーリー

昭和63年3月、人妻の紀子は、椎間板ヘルニアと慢性膵炎で入院中の病院から抜け出し、不倫相手の田辺が住む利根川沿いのある地方都市へ出かけた。ところが、田辺と会うことができなかった紀子は、テレクラに電話をかけ、そこで知り合った裕幸とモーテルで肌を重ねる。ところが、紀子はふとした感情から彼を刺し殺してしまった。数日後、紀子は容疑者として警察から事情聴取を受けることになったが、裕幸と寄ったガソリンスタンドの店員・和昭が嘘の証言をしてくれたおかげで解放される。その帰り道、紀子は和昭に声をかけられた。和昭は愛人に赤ん坊を焼死させられた過去を持っており、彼女に人を殺す気分がどんなものかを尋ねる。紀子もかつて好きだった男の子供を中絶させられた経験を持っており、彼女はそれを和昭に告白した。ふたりは傷を舐め合うように抱き合うが、和昭は請われるままに紀子を絞殺し、彼女の亡骸を田舟に乗せて火を放つ。その後、和昭は知的障害者の節子と都会の雑踏の中に消えていった。

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映画レビュー

3.5熟れない魚、雷魚

2019年10月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

夫からは無視されている女は入院中の病院を抜け出し、愛人のもとに向かう。 愛人にも会えず、テレクラで知り合った男と寝るが、不意に男を殺してしまう。 警察に捕まるが、ガソリンスタンドで見られた男が嘘をついてくれたおかげで解放される。 男は警察署の玄関で女に声をかけ・・・。 誰かに認められたいのは人間の本性か。

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