八つ墓村(1996)のレビュー・感想・評価
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最も原作に忠実にコンパクトにまとめられた映画・八つ墓村
巨匠・市川崑が久し振りに金田一映画を手掛けた、1996年の作品。
「八つ墓村」の映画と言うと、野村芳太郎作品が有名だが、本作は最も原作に忠実にコンパクトにまとめられた。
大抵脚色される辰弥と美也子が恋に落ちるシーンは無く、大抵カットされる典子の登場、美也子と慎太郎の関係等、原作を読んでいる者としては無難に納得出来る仕上がり。
それでもカットされたシーンは多いが(辰弥と典子の恋、辰弥の実父、財宝伝説等)、原作に全忠実に映像化したら2時間にはとてもとても収まらないので、致し方ない。
豊川金田一は、コミカルで飄々としていて、なかなか好きだ。
この一回で終わってしまったのは残念。
辰弥役の高橋和也は印象薄ッ!
小竹様・小梅様の岸田今日子はハマり役!キャスティングした人は偉い!
市川崑監督はもう亡くなられてしまったが、せめてもう一作、リメイクではなく、金田一映画の新作を撮って欲しかったなぁ…。
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