続べらんめえ芸者

劇場公開日:

解説

美空ひばりの「べらんめえ芸者」に続くべらんめえシリーズの一作。脚本笠原良三・笠原和夫、監督・小石栄一、撮影・西川庄衛はいずれも「べらんめえ芸者」の顔ぶれ。

1960年製作/83分/日本
配給:東映
劇場公開日:1960年3月1日

ストーリー

富喜乃家の芸者小花は、昔は柳橋の有名な待合「春日」の孫娘だった。今では、母のすみは天ぷら屋「花恵」を経営しているが、それも叔母のまきに委せていた。まきは「春日」を再建しようと、「花恵」を担保に入れて「春日」の跡である「喜楽」買収を夢みていた。昔「春日」で下働きをしていた杉が娘の千沙子を連れてやって来た。すみに「喜楽」を買うから雇われ女将にならないかと言うのだ。小花は「喜楽」は自分が買い取るとタンカを切った。小花は家を飛び出し、妹芸者小福に誘われてオリエント電気のテレビ工場を見学に行った。技師の二宮卓也と親しくなった。オリエント電気社長の椅子を狙う専務の曽我部が、関西財閥の岩井と提携、腹臣の小倉を使って小花を利用、卓也に一カ月の期日で五百万の融資を図った。卓也は、オリエントの社長重松から五百万円融資についての疑惑を聞かされ、小倉をさがした。千沙子が協力した。小花はおさまらない。小花は小福から、五百万円がオリエント乗っ取りの陰謀費であると聞かされた。小花は、馴染みの大島弁護士に打ち明けた。岩井は、東京の会社関係者を集めてパーティを催した。柳橋のキレイどころもにぎやかな接待ぶり。と、小花がタンカを切った。岩井一派のオリエント乗っ取りを暴露したのだ。卓也も大島弁護士と駈けつけた。法をもってする攻撃に岩井一派は崩れた。小花と卓也は笑顔をかわした。

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