「胸の芯にまで食い込む稀有な作品」震える舌 カメさんの映画レビュー(感想・評価)
胸の芯にまで食い込む稀有な作品
個人評価:4.1
ホラーというジャンルにも分類されているが、決してホラー作品ではない。しかしながら、痛みに対する表現が子供に対して描写される為、他ホラー映画で描かれる大人のそれとは違い、余計に辛く目を背けたくなる描写が多数ある。
辛さで涙腺が刺激される作品も稀である。
生死を彷徨う娘とその夫婦をリアルに描くこの作品は、世間に溢れている「余命何日の〜」シリーズなどの生温い作品とは訳が違う。
痛みの表現も含め、夫婦の心理・覚悟などが胸の芯に刺さるかのように伝わってくる。
見る側も覚悟をもって見るべき作品である。
コメントする