犯罪作戦NO・1

劇場公開日:

解説

「続忍びの者」の高岩肇がオリジナル・シナリオを執筆、「わたしを深く埋めて」の井上梅次が監督した活劇もの。撮影もコンビの渡辺徹。

1963年製作/93分/日本
配給:大映
劇場公開日:1963年10月19日

ストーリー

初秋の羽田空港に、一人の老人が国際線に乗り込んだ。水島仙三郎--暗黒街の黒幕であり、汚職事件には必ず捜査線上に浮んでくる人物である。がその巧みな行動で、姿をくらます水島に若手刑事はいつも無念の涙をのんでいた。特に田村刑事は、彼の追求をゆるめなかった。マリン温泉事件の汚職捜査中、水島達の罠で刑事生活に別れた田村は、更に復讐の念に燃えていた。今日も、ジェット機に乗りこむ水島を、フィンガーの遠くから見つめる田村であった。田村は法の力で縛ることの出来なかった暗黒街の組織を非常手強で壊滅しようと考えていた。捜査は水島の背後には、中央不動産、赤倉興業、亜細亜建設が関係しており、特にマリン温泉タワー建設に関する汚職には亜細亜建設が強力なつながりをもっていることをかぎつけていた。そして今、水島と暗黒街を結ぶ女、貴金属商パールハウスの女社長寺田三千代の存在を知って、田村は歓喜した。機会が到来したのだ。仲間は、中西俊郎、彼の父は現在の中央不動産社長の神田に殺された中西建三であり、今日のために射撃に腕を磨いていた。第二の男は杉野浩、プロボクサーでその強烈な左フックはドスのレフトと騒がれていたが、彼の女朱実を神田に取られたことを恨んでいた。最後の男は沢本健、彼は水島の輩下赤倉組にシマをとられた山辰組の幹部でピストルの名手であった。この四人で計画は練られた。赤倉興業のタワー完成パーティーの日、と決められた。タワー爆破の火薬の入手、そして護衛と役割は決った。“毒には毒をもって制すべし”今水島と田村の決戦は刻々と迫っていた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
脚本
高岩肇
企画
原田光夫
撮影
渡辺徹
美術
高橋康一
音楽
伊部晴美
録音
奥村幸雄
照明
安田繁
スチル
大葉博一
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