バトル・ロワイアルのレビュー・感想・評価
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恐怖と人間の醜さが忠実に描かれていて、引き込まれる作品
ずっとずっと気になっていて、家に居ることが増えたので観てみた。
20年も前の作品ですが、とても楽しめる作品になっていると思った。
今では考えられない、豪華なキャスト陣揃っていて、ここから個々に活躍していったんだなと感じた。
映画のシーンでは、人間は追い込まれると自分だけしか信じられなくなり、人間の深い部分が忠実に再現されているなと感じた。
何もない日常では、友達だと思っていた人が、追い込まれる状況になると信じられなくなり簡単に裏切ってしまう。
全員が信じあえれば、全員が助かる可能性がある中で、たった一人が信じられなくなると途端に崩壊してしまう。
今現実で起きている、コロナウイルスに掛かった人間とその周辺への差別とどこか似ている気がする。
みんなが助け合わなければいけないのに、他人を攻撃することで自分の身を守ることでいっぱいいっぱいになっている。
そんなメッセージもこの映画に込められているのではないかなと感じた。
本当に有名作品?
え?本当にこれ名作の名作なの?
おもしろいよ、絶対好きだよ、
って言われてからの鑑賞。
たしかに俳優軍は素晴らしいとおもうし
設定もかなりおもしろい。
特に藤原竜也の生い立ちとか。
ただ映像が暗すぎて
誰が誰なのか全然分からないし
別にホラーでもないから
ただの殺し合いを淡々と見てる感じ。
これって本当に名作に入るの?
学園×狂気の金字塔
2001年というとつい最近のように感じますが、20年も前の話なので、今活躍している30代前後の役者さんがとても若かったです。
主人公七原秋也役の藤原竜也さんは当時19歳(多分)で、完全に中学生に見えました。
高校生ならまだしも中学生ともなると普通はなかなか難しいところと思いますが、上手く演じきっていて凄かったです。
無人島でサバイバルというとよくありますが、前まで仲の良かった友達と、自分が生き延びるために殺し合ったり、嫉妬や恨みから殺したり、全く単純でなく、命について考えさせられる点が意外でした。
定期的な放送の際に流れるクラシック音楽は狂気じみていてアウトローな世界観にあっていて良かったです。
また、ビートたけしさん演じる担任キタノも、彼だからこそのキャラクターになっていたと思います。
ビデオのお姉さんとの掛け合いは最高(笑)
様々な想いを抱えた登場人物たちが友人の目の前で死んでいくというなんともやりきれない気持ちになる映画でしたが、また観たくなりました。
アクションもテンポ良く進んだので観やすく、R指定の映画にしては過激すぎるわけではないので、苦手な方にもオススメできます。
(R指定がついたのは内容が扇状的だったからでしょうか?)
すべての殺戮映画の金字塔なのではないか・・・
やっと見ました、バトルロワイアル。
いや~これだわ。見てる間は怖くて嫌な気持ちなんだけど、
鑑賞後の納得がものすごい。
これが傑作と言われる所以も納得。
この時間、これだけの登場人物、なのに魅せられるキャストたち…
藤原竜也を筆頭にみんな上手いね。
栗山千明の演技はおいておいて、柴咲コウすげえ!
この二人の格闘シーンはたしかに日本映画史に残るわな・・・。
担任のキタノの哀愁が絶妙にこの映画に影を落としていてそれもグッド。
それがないとただの殺戮映画になってしまうところを、もうひと段階掘っているのが良い。
深沢監督の作品もっと見るべきだよなあ。
出演者が豪華の事、山の如し!
藤原竜也、柴咲コウ、栗山千明、塚本高史などドラマや映画で主役を張れる役者達が揃っていて、記憶に焼きつくほど印象的だ。
内容としては、中学生が国の法律で島で殺し合いをしなければならないというストーリー。殺戮シーンがぶっ続けで起こるので心臓の弱い方はご注意を。
私的には教師役のたけしが度肝抜かれる程はまり役。
レジェンド藤原竜也爆誕作品
経済的危機による失業者の増加により権威を失った大人たちに反して加速的に暴走していく子どもたちに危機を覚えた政府は新世紀教育改革法、通称「BR法」を可決した。
最後の1人になるまでクラス内で殺し合いを強いられた城岩学園中学3年B組を描いた問題作。
当時の日本国内の雰囲気とも相まってかなり問題視された作品らしく、国会で今作を規制するべきとの声も上がったそうで注目度もかなり高かった様子。
実際現代の名優藤原竜也を始め、柴崎コウや高岡蒼甫など現在のベテラン俳優たちが出演していたりと目に引くキャストが多かった。
みんな若くて演技がちょっと大げさでニヤニヤした笑。特に栗山千明笑。全身全霊大嫌いって言葉遣い初めて聞いたわ笑。
この頃の山本太郎は癖の強いいいキャラをしていて結構好きだなぁと思った。
そしてやはり若かりし頃とあってかなかなか吠えない藤原竜也に焦ったく思っていた鑑賞後1時間過ぎ辺りで、パニクった女生徒の殺し合い現場に遭遇してしまい、なんでだよおおおと小さく嘆く藤原竜也に未来の片鱗を見た笑。
あとエンドロールがDragon Ashの「静かな日々の階段を」でアガった!
古き良き角川映画
個人評価:3.6
脚本や演出はハンガー・ゲームの方がリアリティはあるが、80年代角川映画を彷彿させる古典的な描写で作品を味付けしているので、非現実的なスチュエーションでも会話を成立させている。
秀逸なシーンは、食堂で女子高生達が撃ち合うシーン。この場面だけは、少女達の演技、演出が光るものがあり、真に迫るものがあった。
社会風刺や反戦の意思はよく伝わる映画。この手の皆がムカつくばかり...
社会風刺や反戦の意思はよく伝わる映画。この手の皆がムカつくばかりのグロく、ばかばかしい映画というのは、そのまま“反戦映画”として確立している。だから非難されまくるのが正しいのでしょう。話題にならないとダメなのです。ただ、これを単なる殺人技術のお手本映画としてしか捉えられない人が多いとなると、それだけ日本人は貧困な発想しかできないということをあらわしているのかもなぁ。
生き残るというサバイバルゲームの虚しさも教えてくれる。この映画を見て、「勝組」であることを誇らしく感ずるのは愚かなことかもしれません。
栗山千明、柴咲コウ、安藤政信などといった売れっ子を輩出しているのも興味深い。
とてもよかった
公開時に見た時は、原作にあったユーモアがごっそり削られていて残念な気持ちになった。小林勇貴監督が映画製作のきっかけになったとしてこの映画を挙げられていて久しぶりに見返した。するとやっぱり原作のユーモアがなく、ひたすらシリアスで息苦しかったのだが、景気良く若者がバンバン死んでいた。安藤政信さんはここから数年後『青春★金属バット』にご出演いただくことになるし、山本太郎さんは震災をきっかけに政治家になる。ここから今も活躍している人がたくさんいて、公開当時とは意味が違う面白さに満ちていた。
主要な登場人物ももうちょっと溜めてもいいのではと思うほどあっさり死んでしまう景気のいい殺人ぶりだった。
繰り返し観たい
面白かったです。生徒も先生も死に際という状況に個性が発揮されていました。この映画は残虐な映画というイメージがついてますが、2回目を見るとメッセージ性を感じざるを得ません。「バトルロワイアル特別版」を見るとよりわかりやすいと思います。いい映画です!
後にぼこぼこ作られる学園殺戮ゲームものの火付け役
クラスのほとんどの女子が好きな藤原竜也、無言の狂人安藤正信、サバイバーないいやつ山本太郎、イエロージャージので男の股間をメッタ刺しの栗山千明、頭脳派の鎌女柴咲コウ、コンピューターオタクのサードマン塚本高史、栗山の彼氏高岡蒼甫、病気しててもずっとかわいい前田亜季。
ビートたけしが本部から放送するシーンは、どれも何だか間の抜けた感じで緩急ができてる。
疑心暗鬼から女たちの集団銃撃戦からの犯人自殺の一連のシーンが印象的。あと柴咲VS安藤の対決。
あー、エンディングはDragon Ash「静かな日々の階段を」だったな、なちぃ。
久しぶりに鑑賞
以前見た時はもっと怖いって感じた気がするけど、年をとって感覚が麻痺してしまったのかな。。
同じ状況に置かれてもそれぞれ取る行動は違う。生徒達の個性がハッキリ描かれているのがいい。
特に山本太郎、柴咲コウが非常に印象的。
テンポの良い良作!!
現場の緊迫感が伝わってきます。ヤクザ映画の撮り方で若者を撮っているのが逆に新鮮ですが、画面が暗すぎるため公開年(2000年)より更に20年ぐらい古い映画に思えてきます。登場時間は短くても、生徒一人一人の個性が伝わる作りになっていて好感を持ちました。安藤政信のマシンガンが弾切れせずチート武器で笑えましたが、ラストのたけしはしつこく感じました。デスゲームの映画は実写アニメ問わず現在もある程度流行っていますが、本作を超えるものは簡単には現れないと思います。山本太郎は昔も今も精力的に活動していて本当に凄いです。
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