爆裂都市 バースト・シティ

劇場公開日:

解説

近未来の幻の街を舞台にロック少年たちの抗争の姿を描く。脚本は石井聰亙と秋田光彦、監督は石井聰亙、撮影は笠松則通と「狂い咲きサンダーロード」のスタッフがそれぞれ担当。

1982年製作/116分/日本
配給:東映セントラルフィルム
劇場公開日:1982年3月13日

ストーリー

近未来。非社会的な狂気の街、破怒流地区ではカスタム・カー、カスタム・バイクでゼロヨンレース(400メートルを競うタイム・レース)にあけくれ、抗争が繰り返されていた。廃炭抗地区では下層民フリークスが地にはいつくばるように働いていた。今日もコマンド佐々木、フライング風戸率いる“バトル・ロッカーズ”は演奏の後レースを行ない流れ者レーサーを再起不能にした。この街に言葉を話せず、ただスピードを出すことに絶対の力を発揮するキチガイ兄弟がやって来た。実は彼らには親を殺した仇敵への怨念があった。廃炭坑地区のフリークスたちは菊川ファミリーに牛耳られ原子力発電所建設のために、奴隷化されようとしていた。ブルーを溺愛する黒沼、冷酷非情な若頭霧島ら輩下の暗躍が始まる。そんな動きも知らずにフリークスの坂田の仲間に加わり働くキチガイ兄弟。一方“バトル・ロッカーズ”はライブハウス20000Vで演奏中に“マッド・スターリン”の殴り込みにあい、その揚句、ポリス軍団に動きを押さえつけられ、ロック演奏もゼロヨンレースも出来ず、その欲求不満は狂気のエネルギーとかわりつつあった。原子力発電所の工事が始まったが、下層民たちは家畜以下の待遇に不満がつのった。それに加えて、キチガイ兄弟が両親を惨殺された過去の記憶を思い起こしたことで閉じこめられた牢を叩き壊す怪力を見せ、それを機に下層民たちは決起した。時同じくしてライブハウスでも大暴動が起き、ポリス軍団はそれを鎮圧しようとするが、一度爆発したらもはや手がつけられなかった。街中の住民のうっ積した不満が一気に爆発したのだった。

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映画レビュー

5.0ジャパニーズパンクロックムービー

2023年9月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

個人的にロック好きなんで何も言う事はありません。最高です。やっぱりパンクロックとは単なる音楽ではなく暴動であり暴走でありカオスなんだと。深い理由やストーリーはいらなくて石井監督は本当にすごいパンクロック映画を撮ったもんだと思います。泉谷しげるさんも陣内孝則さんも若かったな〜。スターリン(故遠藤ミチロウさん)はすごいバンドだったし町田町蔵さんの怪演。そしてコント赤信号に室井滋さんもでてたんだな。いい時代でした

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自称こうちゃん

2.5ロックVSパンク

2023年9月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

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いぱねま

3.0ピーキーすぎて…

2022年1月21日
iPhoneアプリから投稿
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因果

2.5諸行無常の風が吹くばかり

2020年5月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

前作の狂い咲きサンダーロードよりはかなりこなれたように思う
邦画にも洋画にも映画の伝統とはかけ離れた革新的なものであるのは間違いはない
マッドマックスのむき出しの暴力のビジュアル表現の影響下にあるにしても

それでも自分には本作の価値や意義、意味を理解する事はできなかった
陣内孝則という得難い素材を発掘した意味はあるとは思う
しかし何を表現したかったのか?
どんなメッセージを発したかったのか?
自分には理解する事はできなかった

本作に登場する人物達は、今日ほぼ全員60歳を超える老人になっているだろう
21世紀から38年もの昔を振り返って本作を見る意味はさらにどこにあるのだろう?
諸行無常の風が吹くばかりだ

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あき240