野良猫ロック ワイルド・ジャンボ
劇場公開日:1970年8月1日
解説
“野良猫ロック”シリーズ第二作。今回は「非行少年 若者の砦」の藤田敏八が監督を担当している。脚本は第一作「女番長 野良猫ロック」の永原秀一と藤田監督の共同執筆。撮影は「残酷おんな情死」の安藤庄平。
1970年製作/84分/日本
配給:ダイニチ映配
劇場公開日:1970年8月1日
ストーリー
小さな都市の工場街、叩きつけるロック調バラードに乗って、飛び跳ねるように行く不良集団「ペリカン・クラブ」のメンバー、ガニ新、デボ、C子、ジローそしてリーダー格のタキの姿があった。街には、このグループと対立する「西部会」があり、主導権を争っていた。ある日、白馬にのった美女がタキたちの前に現われた。各地に数十万の信者をもつ正教学会の幹部・藤森信介の二号のアサ子だった。数日後の夜、どしゃ降りの雨の中で、戦時中に埋められた武器を以前から探していたデボが軽機関銃をみつける。その頃、タキも、アサ子から大変な計画を聞かされた。正教学会の祭りに集まる信者の寄付金三千万円を強奪しようというのである。タキは計画をみんなに話さず一人で進めようとした。まず、海辺でキャンプをし強化合宿を行うが、タキの態度に不平不満を口にする者が出てきた。タキは計画をみんなに話し、協力を要請した。その計画の段取後にガニ新が海辺で西部会の香取に脇腹を刺されてしまう。今更計画を変更する訳にはいかず、ジローが工場現場からダンプを盗み、正教学会の現金輸送車を警護する白バイを跳ね飛ばし、次に輸送車に体当りして車を止め、現金袋を奪い、タキ、アサ子が待っている川に投げ込むという体当り作戦を開始することになった…。