熱血ゴルフ倶楽部

解説

社会人トーナメント優勝を目指すおちこぼれサラリーマンの活躍を描くゴルフ映画。鏡丈二・作、石井まさよし・画による劇画『サクセス辰平』（双葉社・刊）を原作に、「ザッツ・ロマンポルノ　女神たちの微笑み」の児玉高志が監督。脚本は前川洋一、撮影は福沢正典が担当。

1994年製作／90分／日本
配給：パル企画
劇場公開日：1994年7月2日

ストーリー

高山商事の野々山辰平は落ちこぼれの集まりと言われる営業部開発課に属し、仕事の方はさっぱりだったが明るさとゴルフの腕前だけは誰にも負けなかった。同僚もパソコンおたくの葛西やネクラの須田直子など個性派揃い。ある日、彼は結城本部長の肝入りで新しいゴルフ場建設の新プロジェクト・チームに入る。セントアンドリュースなみの理想のゴルフ場作りに燃える辰平だったが、結城―社長ラインに対抗する猪股常務と営業部のエリートでゴルフのライバルでもある芝原が露骨に妨害を加え、プロジェクトの中心だった設計者ボビー・シンプソンを怒らせてしまう。持ち前の行動力で何とかボビーと社会人トーナメントに優勝すれば契約するという条件を引きずりだした辰平は、その参加者を決める社内選考会に臨む。芝原たちの姑息な手段にも負けず直子や専務令嬢の白鳥らの協力を得て見事優勝した辰平は、社会人トーナメント優勝を堅く誓う。